妊娠初期中絶手術後、赤ちゃんは火葬される?【どう扱われるのか】
今回は妊娠初期中絶を終えたあとの赤ちゃんがどうなるのかについてまとめてみました。
私自身、初期中絶をする前は赤ちゃんの処置について気になっていたのでいろいろ調べていました。
同じような人の参考になれば幸いです。
初期中絶手術では赤ちゃんは火葬されません
いきなり結論から書きますが、、妊娠初期中絶手術では赤ちゃんが火葬されることはないです。
なのでもちろんお墓などもないです。
中絶手術で火葬が適用されるのは妊娠12週目以降の中期中絶手術になります。
この段階から法的には死産になるので、役所に死産届を出し、埋葬・火葬することが義務づけられています。
では12週未満ではどうなるの?ということですが、初期中絶では手術後に廃棄物として病院のほうで処理されます。
中絶した赤ちゃんを見ることはもちろんないですし、赤ちゃんの処置についても病院からは何も言われませんでした。
まず、初期中絶手術で出てきた赤ちゃんは原型を留めていないことがほとんどのようです。
バラバラになって出てくるので…。
週数によって扱いが違うことについて
この事実を知ったときは12週未満と12週以降、初期中絶と中期中絶でこんなにも扱いが違うんだ…と衝撃を受けました。
言い方は悪いですが、法的には12週未満の赤ちゃんはゴミ扱いのようです。
手術後は病院側で管理されて業者にまとめて出されます。
こうやって書いていても、本当に廃棄物扱いだな…と胸が苦しくなります。
同じ命に変わりはないのに、なんでこんなに扱いが違うんだろう…と思うとやるせないです。
ですが、法律でこう定められているので仕方がないです。
私の場合は11週目の終わりという本当にギリギリの状態で初期中絶をしたので、余計に考えてしまいます。
そのぶん赤ちゃんも育っていたと思うし、この状態で初期中絶をするのは赤ちゃんに対してすごく残酷だったなと思います。
考えてみれば11週目の終わりと12週目の始めって何が違うの?って感じですよね。
おそらくほとんど何も変わらないと思います。
ほぼ胎児扱いになっていた赤ちゃんを、私は廃棄物として中絶したということです。
そんな段階まで悩むなら、それまでにちゃんと自分の気持ちを相手に言っておけよ、と今でも自分に対して思います。
このブログを読んでいる人には、本当に11週目ギリギリの状態での初期中絶はおすすめしません。
後悔ばかりが残るし罪悪感も大きくなります。
初期中絶できるギリギリまで悩むより、ちゃんと自分の気持ちを相手にしっかり伝えて、どうしたいかを話し合ってほしいです。
お腹の中の命をゴミとして処理した
お腹の中に赤ちゃんがいると、不思議と自分自身の考え方や意識が変わってきます。
私はもともと母性があまりないタイプで子供も好きではなかったですが、それでも自分のお腹の中に赤ちゃんがいるんだと思うと愛しいという気持ちになりました。
お酒も煙草も妊娠がわかったその日からやめれたし、自分のお腹の中にいる命に対してすごく暖かい感情が芽生えて幸せを感じたのを覚えてます。
そんな命をゴミ扱いされて捨てられるのはすごくつらかったです。
ですが、その選択をしたのは自分自身です。
彼が中絶しようと言ったから私は選択してない、なんてことはありません。
そこで彼に対して反論できなかった時点で、「同意するということを選択した」んです。
自分の選択で中絶をして、赤ちゃんを廃棄物として処理してもらったんです。
罪悪感があるなら考え直してみて
この記事を読んで、自分のお腹の中にいる赤ちゃんが廃棄物として捨てられるなんて嫌だ…と思うなら、もう一度考え直してみてください。
中絶をしようと思うのはなぜなのか?本当に中絶しなくてはいけないのか?
自分の本当の気持ちはどうなのか?産みたいと思ってるんじゃないのか?
しっかり考えてパートナーと話し合ってほしいです。
産めない理由が、
- 経済的に厳しい
- 母親になる自信がない
- 彼が乗り気じゃない
- まだ自由が欲しいし遊んでいたい
というようなものなら本当にその選択でいいのか考えてみてください。
それって何とかできないのか?改善策はないのか?
彼としっかり話し合えば、どうにかなる問題かもしれません。
中絶する赤ちゃんのことについて調べてこのブログにたどり着くということは、少なからず産みたいという気持ちがあるんじゃないかなと思います。
それなら後悔しないように、これ以上ないってぐらい話し合ってから中絶するか決断してほしいです。
私は自分の気持ちを言えないまま中絶をしてしまって、本当に後悔しています。
不安はあるけど産みたいから一緒に頑張ってほしい、と伝えれなかったことを今も悔やんでいます。
あのとき産んでたら今どうなってたんだろう…というのは未だにふとしたときに思います。
ベッドで横になっていて、未だに中絶手術を受けたときの状況が頭の中に思い浮かぶこともあります。
そのたびになんとも言えない気持ちになりますが…その選択をしたのは自分だと受け止めて毎日を過ごしています。
このブログにたどり着いてくださった方には同じような後悔をしてほしくないと思い、いつもブログを書いています。
やむを得ない事情で中絶をするのは仕方ないことですが、本当に後悔のないように何度も考えて話し合ってほしいです。
もやもやした気持ちのまま中絶をしてしまうと、後悔も罪悪感もずっと残ります。
【経験談】妊娠初期中絶の痛みについてまとめました【正直痛い】
妊娠初期中絶手術を受ける前、手術時の痛みがどれほどのものなのかとても不安でした。
当時は中絶についてかなりたくさん調べました。
中絶手術の手順やリスク、実際の体験談など…調べれば調べるほどネガティブな情報が出てきて憂鬱になっていました。
特に手術の情報は読んでいるだけで気分が沈むような感じで…怖がらせることばかりあえて書いてるのかな?と思うぐらいでした。
ですが、正直ネットに書かれている情報ってちょっとオーバーなのかな、と感じました。
なので、今回は実際に自分が中絶手術を体験したときに感じた痛みを詳細にまとめてみました。
妊娠初期中絶の痛みのピークは2回ある
初期中絶手術を受けた際、これ本当に痛い!と思ったピークは、
- 前処置の際のラミナリア
- 手術後の子宮収縮剤
の2回ですね。
この2回以外は痛みは全くといっていいぐらいありません。
ネットでは手術時に麻酔が切れたとかいう体験談や手術が激痛とかいう体験談もありますが…麻酔が効いていれば寝ている間に全部終わっているので痛みはありません。
もちろん、ちゃんと麻酔が効くように前日の食事や水分補給などの指示はちゃんと守るのが大前提です。
間違っても、不安で仕方ないから前日寝る前にお酒飲もう!とかはやめてください。
麻酔が効かない可能性もあります。
ラミナリアの痛みについて
ラミナリアを入れた際の感想はこちらにまとめてあります。
▶妊娠初期中絶手術の前処置~ラミナリアの痛みはどれぐらい?~
ネットではラミナリアの痛みは相当やばい!激痛!みたいな感じで書かれていますが…普通に我慢できるぐらいのものなので安心してください。
叫ぶほど痛いとか思わず暴れてしまう痛さではないです。
ですが、痛みはあります。
上手く表現できないんですが、今まで感じたことのないタイプの痛みですね…ちょっと変な汗をかきそうになる感じです。
ですが、ラミナリアを全部入れてしまえば痛みは和らぎます。
入れたあとは鈍痛が軽くあるぐらいです。
手術後の子宮収縮剤の痛みについて
初期中絶手術自体の痛み・実際の感想についてはこちらにまとめてあります。
中絶手術が終わったら子宮をもとの状態に戻すために子宮収縮剤を投与するんですが…この痛みが相当ひどかったです。。
目が覚めたらもう子宮収縮剤を投与されていたようで、最初はぼーっとした感じでした。
そこからいきなり激しい腹痛が襲ってきて、痛い痛い痛い!って声に出るほどでした。。
たとえるなら食あたりのときのような腹痛のひどいバージョンで、無理!トイレ行きたい!って思う感じの痛みです。
ちょっと体を丸めてしまうような痛さで、しかも痛みの波が全然引かないという状態でしたね。。
痛すぎてナースコールを連打してしまうぐらいだったので…この痛みはなかなかひどいと思います。。
ですが、あまりにも痛みがひどいと看護婦さんが注射を打ってくれるのであまり不安にならなくても大丈夫です。
私の場合はリラックスできる注射しますねーと言われて、しばらくしたら眠くなって寝てました。
妊娠初期中絶手術後の痛みはそうでもない
初期中絶手術後の体の痛みは特にないかな、という感じです。
腰はちょっと痛くなりますが、生理のときの軽い痛みぐらいな感覚でそんなにつらくはありません。
中絶手術後の体の状態も特に問題なく、特に変な痛みはありません。
私の場合は後遺症として脚の付け根の痛みが残りましたが…これはあまり多くないケースだと思います。
そうならないための対策としては、中絶手術の麻酔の際に緊張してガチガチになりすぎないようにするしかないかな…という感じです。
ですが、この痛みも2~3年すればだいぶマシになるものなのでそこまで心配はいらないです。
また、生活に支障が出るほどの痛みでもありません。
妊娠初期中絶手術は痛いけど耐えれないほどではない
初期中絶手術で痛いポイントは2回ありますが、どちらも持続するものではなくそのときを乗り切れば大丈夫です。
手術後も特に問題はなく、運動などはできませんがすぐに普通の生活は送れます。
ですが、体の痛みより心の痛み・傷のほうが問題です。
中絶をしたことは一生忘れることはできないし、つらい気持ちもずっと残り続けます。
メンタルの状態は時間が少しずつ解決してくれますが…人によってはすごく時間がかかると思います。
私は中絶手術をしてから最初の一年間は本当にメンタルのひどい状態で、うつ病のような感じ・常に情緒不安定という感じでした。
手術が終わってしまえば体の痛みはなくなりますが、心の痛みは深く残ります。
中絶をすると自分の精神状態が悪い状態に変わるかもしれない、ということはちゃんと頭に入れておいてください。
実際、中絶後うつ病を発症する女性はとても多いようです。
不思議なことに今までの自分だったら平気だったことでも悲しくなったり不安になったり…すごく精神がもろくなってしまいます。
被害者意識を持ちやすくなってしまうんですかね、人との関係が上手く築けなくなっていました。
中絶手術をする前にしっかり考えてみてください。
産みたいけど自信がない…と思うならパートナーにその気持ちを伝えてちゃんと相談してみてください。
彼のことを考えておろそうと思っているけど本当は産みたいなら、その気持ちを正直に話してみたほうがいいです。
ちゃんと納得できるまで当人同士で話し合わないと、後悔はいつまでも残ってしまいます。
選ばなかった未来のことばかり想像してしまって、「あのとき気持ちを言えてたら産めてたかも」とずっと引きずってしまいます。
そうなってしまわないように、ちゃんと自分の気持ちに正直になってほしいです。
妊娠初期中絶手術で後遺症は残った?【身体面、メンタル面】
妊娠初期中絶手術をするにあたって不安だったのが術後の後遺症。
ネットで調べていると様々な情報が出てきて、調べれば調べるほどに不安になった記憶があります。
ですが、実際に自分が経験してみると思っていた後遺症とは違いました。
なので、今回は一般的に言われている後遺症と、実際に自分が実感した後遺症についてまとめてみました。
妊娠初期中絶手術で考えられる後遺症
ネットでよく書かれている初期中絶手術の後遺症といえば、不妊症になる可能性と生理不順の可能性です。
不妊症については手術が上手くいかなかった場合や何度も中絶手術を繰り返した場合になる可能性があるとのことで、ちゃんとした病院を選べば心配はいらないと思います。
生理不順は中絶後のホルモンバランスの乱れや精神的ストレスでなることがあるそうです。
私は中絶手術後からずっとピルを飲んでいるので、生理不順については不明です。
ですが、中絶後ストレスで生理不順になる女性はけっこういるようです。
あまり精神的にきつい場合は心療内科などで相談するのも手かな…と思います。
あと、一番言われているのがうつ病になる可能性があるということです。
これが一番多いんじゃないかな…と個人的には思います。
これは自分自身、かなり痛感しました。
もともと気分が落ち込みやすいタイプではあるんですが…今までの比じゃないぐらい自分の感情をコントロールできなくなりました。
実際に初期中絶手術後に感じた後遺症
実際、私が中絶手術を経験して驚いたのは不妊症や生理不順とは違う後遺症が出てきたことです。
それは右脚の付け根が痛むようになったことです。
これに関してはネットで調べてもあまり情報が出てこなかったんですが、自分なりに調べたところ中絶手術の際に脚を固定したことが原因のようです。
中絶手術は静脈麻酔で眠っている間に行うんですが、手術中に脚が閉じないように台の上で開いた状態で固定されます。
脚を固定→麻酔→手術の流れなんですが、このときに変な緊張感と恐怖が強くありました。
その緊張状態のまま麻酔が効いて固定されたことが原因?で、脚の付け根に痛みが残ったようです。
今ではほとんど痛まなくなりましたが、中絶手術をしてから1年ぐらいはけっこう頻繁に痛んでいました。
脚が痛むたびに中絶したときのことがフラッシュバックしたので、痛みよりそちらのほうがつらかったです。
脚の痛みについて産婦人科で相談しましたが、特に解決策はなく時間と共によくなるのを待つしかないようでした。
ストレッチや整体で少しずつよくなっていったかな、と感じています。
精神的に不安定になるのはどうしようもなかったです
他の後遺症といえば、やはり精神的なものが大きいです。
むしろ、中絶後の後遺症のほとんどがこれじゃないかなと思います。
いろんな情報をネットで見ていたので、鬱っぽくなるというのは覚悟していましたしできるだけそうならないように気をつけようと、強く思っていました。
ですが、実際に中絶手術を経験して、そんな甘いもんじゃないな…と痛感しました。
自分では前に進もうネガティブに考えないようにしようと毎日言い聞かせていても、ふとした瞬間に襲ってくる虚しさと悲しさはどうしようもありませんでした。
自分なんて死ねばいいのに、と何度も思っていたしそれと同じぐらい彼に対しての憎しみもありました。
彼のことは好きなのに、毎日瞬間的に憎んでしまうときがあって…自分で自分の感情がよくわからなくなっていました。
前を向かないといけないと思えば思うほど悪循環になっていた気がします。
これは実際に中絶手術を経験しないとわからないものじゃないかな、と感じます。
中絶手術の後遺症は精神的なものがほとんど
中絶手術の後遺症というと不妊症や生理不順がよく取り上げられますが…実際この2つよりも精神的なものがほとんどを占めると思います。
今までに感じたことのない気持ちになります。
上手く言い表せないですが…全てが空っぽになったような感覚になりました。
何をしても楽しくないし、ぼーっとしていても手術のことを思い出したり急に悲しくなって涙が止まらなくなったり。
自分で自分が制御できない感じに陥ってました。
私は大丈夫!と思っていても、中絶後はうつ病っぽくなってしまうと思います。
実際、中絶手術が原因で精神的に不安定になっている女性は多いようです。
私自身、とは言ってもそこまででしょ…と思っていましたが、中絶手術後は本当に毎日つらかったです。
しばらくは今までの自分と同じ精神状態ではいられません。
周りに迷惑をかけたり変な気をつかわせてしまうこともあります。
大好きな彼のことも信じられなくなってひどい言葉を言ってしまいます。
中絶手術の後悔はずっと消えないし、忘れることはできません。
新しい男性と付き合うときも後ろめたさや女性としての自信のなさはずっとつきまといます。
中絶手術を考えている女性は、このことを踏まえてもう一度考えてみてほしいです。
あとで後悔しても時間は戻らないし、赤ちゃんも返ってきません。
パートナーに対して自分の本音を全部言えてないなら、全て言って納得するまで話し合ったほうがいいです。
あとで話しても「あのとき言ってれば変わったかも?」という後悔がずっと残ります。
私は今はだいぶ前を向けるようになりましたが、それでも後悔が消えたかというと嘘になります。
この記事を読んでくださっている方には同じような後悔をしてほしくないです。
妊娠初期中絶手術後、水子供養はするべきなのか?私の場合は…
また久しぶりの更新になりました。
ここ最近だいぶ前向きになれるようになってきたので、これからはたくさん更新していこうと思います。
今回は初期中絶後の水子供養について書きます。
水子供養をするべきか悩んでる人の参考になれば幸いです。
初期中絶でも水子供養は必要なのか
これは結論からいうと人によります。
私も当時ネットで何度も調べましたが、絶対供養しなければいけない!というものではありません。
これは本人とパートナーの気持ち次第ですね。
本当は産みたかったけど、どうしても産めなかった…せめて安らかに眠れるように供養してあげたい…
そのような気持ちで水子供養をするならいいと思います。
みんなはどうしてる?
私がネットで調べた感じだと、供養している人のほうが少し少ないのかな?と思いました。
意外と供養してない、という意見が多かった気がします。
そもそも中絶手術後すぐの段階で別れに至るカップルも多いからかもしれませんが…。
水子供養を彼に断られました
私は当時、水子供養をしたいと考えていました。
自分の中で罪の意識もありましたし、すごく悲しい気持ちで不安定でどうしようもなかったからです。
また、水子供養をすることで彼への気持ちも取り戻せるかなと思っていました。
今思うと中絶してからも自分の都合ばっかりで…赤ちゃんのことなんて考えれてないですよね。
最低だと思います。
正直、彼は供養に行ってくれると思っていました。
それだけ当時彼は私に優しくしてくれていましたし、中絶後も気をつかってくれていました。
ですが、返ってきた言葉は意外なものでした。
「今までの女におろさせてきたときも一回も供養なんてしてないのに今更今回だけ行けない。」
「水子供養はずっとしないといけないってわかってるのか?途中でやめるならしないほうがマシなんだからしなくていい」
正直、その発言を聞いてから彼に対して疑問を感じるようになりました。
彼にとっては中絶手術も子供のこともその程度の重みでしかないんだ、と痛感しました。
そう思うと余計に悲しくなりましたが…そんな相手を選んだ自分が悪いな、と今なら思います。
一人でも供養したいとは思えませんでした
一人で行こうかとも考えましたが、私の中で水子供養はパートナーと一緒に行きたいという考えがあったので、水子供養はしていません。
一人で行ったら彼に対する不満が余計に強くなるし、そもそも私自身が彼の気持ちを測りたいがために供養に行きたかったからです。
今なら言えますが、そんな理由なら水子供養しないでいいと思います。
水子供養は産まれるかもしれなかった子供のことを想って行くものであって、パートナーの気持ちを確認するために行くものではないからです。
本当に当時の自分の考え方は愚かだったな…と思います。
親には供養に行けと言われていました
母親には「水子供養に行きなさい、可哀想っていう気持ちはないのか」と何度も言われました。
ですが、本人が供養してあげたいという気持ちが一番大切だと思います。
そもそも、言われたからといって行くようなものでもないです。
純粋に供養してあげたいという気持ちが強くあるなら、行ったほうがいいです。
そこまで気持ちがあるなら行かない後悔が絶対に残るからです。
ちなみに水子供養に定期的に行けない…という人には一度で終わる永代供養というものもあります。
なので毎年行けなかったらどうしよう…と不安にならなくても大丈夫ですよ。
水子供養をしないと祟られる?
よくネットで言われているのが、水子供養をしないと霊障や祟りが起きるというもの。
結論から言えばそんなことはありえないですし、そんなことを恐れて供養するぐらいならしないほうがマシだと思います。
事情があって産むことはできなかったけど、一度は自分の胎内にいた赤ちゃん。
中絶するまでの間、自分とともに時間を過ごして思うこともたくさんあったと思います。
まだ全く姿もわからないのに愛情も感じたと思います。
そんな大切な存在に祟られるなんてありえないですよね。
なので、祟りや霊障は全く気にしなくて大丈夫です。
実際、私も中絶手術をしてから一度もそんなものは感じたことがないです。
赤ちゃんは役目を果たすためにやってきた
産むことはできなかったけど、一度は自分の中に宿った命。
赤ちゃんは中絶されることもわかっていてお腹の中に宿るらしいです。
それは母親である私たちに気づきを与えるためだとか。
これは本で読んだ話ですが、私にとってすごく大切な教えとなりました。
中絶をするにあたって感じたこと、自分の気持ちの変化、生き方の変化。
人によって違うと思いますが、私は自分の生き方を考え直すきっかけとなりました。
中絶手術をするまでの私は好き勝手に生きてきました。
世間一般でいうと遊んでいる、思いやりがない、不誠実な人間だったという自覚があります。
ですが、中絶を経験して今までの自分の生き方、考え方を変えようと思うようになりました。
妊娠したとき、今まで利己主義だった自分が子供を産みたいと願っていたことに驚きました。
それが叶わないと理解したとき、好き勝手に生きてきた代償として本当に大切なものを得られなかったんだと思いました。
中絶をしてすぐはかなり精神的に乱れていました。
自分で自分の感情をコントロールできず、毎日のように泣いていました。
そんなときに先ほどの言葉に出会いました。
それから今までの自分の生き方を少しずつ変えていけるようになりました。
たまに悪い方向に流されそうになったときも、それすら変えれないなら産まれなかった子供に申し訳ないと思って自分を奮い立たせました。
中絶をしたという事実は一生消えません。
ですが、その経験から自分自身の中で前を向けるように。プラスに変えれるように。
一歩ずつでもいいから、進んでいってほしいです。