初期中絶手術をするのが怖い…という人に読んでほしい記事
中絶手術をすることになったけど、怖いし不安で仕方ない。
手術って失敗しない?痛い?後遺症は?
中絶したら精神的に病むっていうけど大丈夫なの?
本当は手術したくない。
中絶手術を受ける前の私はこのように思っていました。
今回は、私と同じような不安を抱えていてる人向けの内容になっています。
中絶手術が怖くて仕方ない…という人の参考になれば幸いです。
初期中絶手術をする前に怖いと思ったこと
・手術手順
まず、初期中絶手術の手順を調べたら怖くて仕方なくなりました。
ネットでは大げさな表現や本当かわからないものも多かったから余計に不安をあおられた…というのもあります。
- 前処置が痛すぎて失神した
- 痛すぎて暴れて看護婦さんに押さえつけられた
- 中絶手術中に麻酔が切れて目が覚めて激痛
- 麻酔が効かなかった、そのまま手術された
毎日ネットで調べていたらこのような情報も出てきて、怖くて仕方なかったです。
実際はそこまでのことは起きず全然大丈夫でしたが、調べたときは本気で手術したくないと思いました。
中絶手術の手順を調べると不安だし怖いですが、実際はここまでの痛み・麻酔が切れることはありません。
同じような不安を抱いている人は安心してほしいです。
・手術後の後遺症、失敗
手術後に後遺症が残らないか、手術が失敗しないかという恐怖もありました。
ネットでも後遺症についてはたくさん記事があったし、初期中絶手術の同意書にも手術がもし失敗したときのことが書いてあったので、とにかく不安で仕方なかったです。
- 後遺症として不妊症になる、感染症のリスク
- 極稀に手術が失敗した場合、子宮に穴があくことがある
このような情報が入っていたのですごく怖かったです。
当時の感情としては後遺症よりも、もし失敗したらどうしよう…という怖さのほうが大きかった記憶があります。
実際は、ちゃんとした病院に行けばまず失敗することはないので安心してほしいです。
後遺症に関しては私の場合、脚の付け根に痛みが残りましたが、感染症などは大丈夫でした。
不妊に関しては、中絶後ずっとピルを飲んでいるので不明です。
術後の後遺症・手術の失敗を考えると怖くなると思いますが、ちゃんとした病院を選べばまず大丈夫なので信じましょう。
・中絶後の精神的なダメージ、気持ちの変化
中絶手術を経験するとうつ病になるという内容をたくさん見ていたので怖かったです。
中絶についていろんなサイトを調べたときに一番多く書かれているのがこの内容だったように思います。
中絶手術を経験すると、今までの自分とは変わってしまうのではないかと思っていました。
うつ病になる女性がとても多いこと、ほとんどの女性が中絶後に精神的な傷を心に負っているという内容をたくさん読みました。
実際に中絶後、今までの自分のようにはいられなくなったのは確かです。
毎日泣いてしまっていたし自分を責めていました。
大好きな彼に対しても不安や不信感を抱いてしまい、毎日怖くて不安でつらくて自分の心がぐちゃぐちゃでした。
精神的なダメージと気持ちの変化は、自分が予想していたより大きいものです。
人によって個人差はあると思いますが、これに関しては覚悟はしておいたほうがいいです。
不安も恐怖も受け止めるしかない
中絶手術を受ける前に怖いと感じるのはみんな同じ、しかし受け止めるしかないです。
怖いといくら思ったところで、中絶をするという決断をしたのなら進むしかないです。
私自身、妊娠してから中絶手術をする日まで毎日不安だったし怖かったです。
彼とは一ヶ月話し合いましたが、正直「中絶という選択をする確率のほうが高いんだろうな…」と思いながらの一ヶ月でした。
その間、ずっと中絶を決意することも手術も怖くてその日が来なければよかったと思っていました。
しかし当たり前ながら時間は止まらないので、そんなことを考えていてもタイムリミットはきてしまいます。
いくら怖いと思ってもその日はきます。
中絶すると決断したのならその恐怖も受け止めるしかないです。
そして、まだ中絶を悩んでいるなら、もう一度考えてみてほしいです。
本当に中絶することを受け入れれてますか?
中絶手術を受けることに本当に納得できているか、もう一度考えてみてほしいです。
手術に何の迷いもなければ、このブログにはたどり着いてないと思うので。
中絶手術が怖い、というのは「後悔するんじゃないか?」という怖さではないか。
手術自体が怖いというのはもちろんあると思いますが、精神的なものを気にする人は自分の中でも中絶に対して迷いがあり「中絶したことをあとになって後悔するんではないか」と思っているからではないでしょうか。
私はずっと迷っていたし、悩んでいたし、本当は産みたいと思いましたが一度も彼に言えないまま中絶をしました。
だから余計に中絶後精神的につらかったし、本当にうつ病みたいになってしまいました。
中絶が怖い、というのは後悔するかもという怖さじゃないか?
もう一度考えてみてほしいです。
自分の気持ちを全部彼に話してみて
今、自分が中絶に関して思っていること、赤ちゃんへの気持ち、本当はどうしたいか、すべてをちゃんと彼氏に話してみてほしいです。
言わなかった後悔はずっと消えないし、あとになっていくら後悔してもやり直しはできないから。
私は彼にちゃんと自分の気持ちを言えないまま中絶をしました。
その後悔は中絶後どんどん大きくなって、ずっと自分の中で引きずったままでした。
3年経ってようやくその後悔はほぼ消えてきましたが、この3年間はいつもそのことが頭の片隅にありました。
自分の気持ちを言えないまま中絶をするというのは本当によくないし、ずっと後悔が残ります。
彼に本音をすべて伝えるのは勇気がいることだけど、言わない後悔のほうがずっと大きいしつらいです。
だから後悔のないように、ちゃんと彼と向き合って話し合ってほしいなと思います。
中絶をすると、よくも悪くも自分の人生は変わります。
重要な決断だから、しっかり考えて後悔のないようにしてほしいです。
後悔しないように、自分の気持ちに素直になってほしいです。
妊娠初期中絶手術を終えたらつわりはなくなる?私の場合はこうでした
妊娠初期はつわりの症状が出てしんどい人も多いと思います。
今回は初期中絶手術を終えたあと、つわりの症状がどうなるのかをまとめました。
私の場合の体験談も合わせて書いてますので、参考になれば幸いです。
初期中絶手術後つわりは消える?
初期中絶手術を終えるとつわりの症状は一切なくなります。
なぜかというと、つわり=お腹に赤ちゃんがいるからなるものだからです。
私の場合、妊娠中はつわりがひどいほうでなかなか大変でしたが…中絶手術を終えて目覚めたら嘘みたいに吐き気が治まっていました。
妊娠中は常に吐き気がある状態だったので、あんなにひどかったつわりの症状が一切なくなっていて、すごく不思議な感覚だったのを覚えています。
中絶手術を終えるとつわりはなくなるって本当なんだな…と術後、まだ頭がうまく働かない状態でぼんやり考えていました。
初期中絶手術を終えてもつわりの症状が消えない場合
妊娠初期中絶手術を終えたけど、まだつわりの症状がある…吐き気が治まらない…という場合。
これは考えすぎの可能性が高いです。
これは実際に経験しないと信じられないかもしれないですが…本当に中絶手術を終えた瞬間からつわりはなくなるので、精神的なものが原因であることが多いと思います。
ごくまれに手術が失敗(妊娠成分が残っている)して、つわりの症状が消えないこともあるようですが…ちゃんとした病院で手術を受けていればまずありえないことです。
つわりの症状が消えないほど妊娠成分が残るような手術をしてしまうことは本当に稀だと思うので。
繰り返しになりますが、中絶手術を終えてもまだつわりの症状がある…という場合は、まず考えすぎだと思っていいです。
どうしても不安なら手術を受けた病院で検査してもらうようにしましょう。
まず、手術をする前に信頼できる腕のいい病院かどうかをちゃんと調べておくことも大事かなと思います。
妊娠初期のつわりについて
妊娠初期に出る、主なつわりの症状をまとめるとこんな感じです。
・吐き気
・嘔吐
・胸のむかつき
・生唾が多くなる
・食べ物の好みが変わる
・臭いに敏感になる
・食欲不振
ただ、この症状が必ずしも全て出るわけではないです。
つわりの症状の出方は人それぞれだし、つわりの重さも人によって違います。
周りの妊娠したことがある人に聞いても、つわりがひどすぎて仕事もできなかった人からほぼ無症状の人まで様々でした。
ひどい人だと一切食事が摂れなくなって入院することもあるとか。
つわりの症状は人によって違いますが、しんどいと感じたら無理はしないようにしましょう。
私のつわり症状はこうでした
私の場合ですが、けっこうつわりがひどいほうだったと思います。
妊娠してすぐの頃から若干の気持ち悪さがあり、それがだんだんひどくなっていく感じでした。
8週目9週目ぐらいになると仕事に行くのもつらいぐらい吐き気がひどくて、家から出るのが億劫になっていました。
私の場合は食欲はあったし、むしろいつもより食べてしまう感じだったんですが、何も食べなくても常に気持ち悪い状態が続いていました。
たとえるなら、常に胃もたれしているような感覚です。
いま思うと食べつわりだったのかな?とも思います。
つわりと同時に体も日に日にだるくなり、当時は仕事に行くのが本当にしんどかったです。
ですが、中絶手術を終えるとあんなにつらかったつわりが消えたことに寂しさ・悲しさを覚えました。
つわりは消えるが心に穴が空いたような感覚も
中絶手術を終えるとつわりは消えます。
ですが、それと同時に心にぽっかり穴があいたような感覚にもなります。
上手く表現できませんが…自分のお腹の中にいた命が消えた感覚がありました。
中絶手術を終えるとつわりの症状は本当にピタリと治まります。
つわりがなくなることで体調はよくなりますが、つわりもお腹の中の命の合図だったんだなということを実感しました。
手術を終えて家に帰り1人になってから、自分のお腹の中で生きていた命が死んでしまったことを強く感じました。
つわりが消えると体は楽になりますが、気持ちの面では大事なものを失った感覚が強く残ります。
なので、まだ中絶手術をするか悩んでいるならもう一度考えてみてほしいです。
中絶をすることで、自分自身少なからず変わってしまいます。
それは言葉では上手く言い表せませんが…中絶をする前の自分とは何か違うなという感じはあります。
手術のときのこと、手術を終えてすぐのこと、やはり時間が経ってもずっと忘れることはできないです。
今はそのことも受け止めて「忘れる必要もない」と思えるようになってきましたが、最初の1年は本当に精神的にきつかったです。
産むという選択肢を取れなかったことは心の中にずっと残っています。
中絶手術はどうしても後悔は残ってしまうものだと思いますが、しっかり考えて自分の気持ちに素直になった選択をしてほしいです。
妊娠初期中絶手術を受けるとき、付き添いはしてもらうべきか?
中絶手術を受けるとき、パートナーや家族に付き添いしてもらうべきか一人で行くか…悩む人も多いと思います。
中期中絶と違い、初期中絶は手術自体も簡単だし短時間で終わります。
なので付き添いがいるのかいらないのか…微妙なところではあると思います。
今回は病院側の付き添いに関しての考え方・私が実際に中絶手術を受けて感じたことをまとめました。
これから初期中絶手術を受けようと思っている人の参考になれば幸いです。
初期中絶手術を受けるときの付き添いについて
まず、妊娠初期中絶手術においてパートナーや家族の付き添いは必須・強制ではありません。
なので付き添いで来てくれる人がいない…という場合でも心配しなくて大丈夫です。
付き添いした人の待つ場所・病院側からの対応ですが、これは病院によって異なります。
・患者と同じ部屋(手術後に運ばれる部屋)で待つことが可能
・一般の待ち合いで待っていてもらう
・手術前の診察や前処置では付き添い可能だが、手術当日は朝一緒に来て迎えに来てもらう(当日は付き添い不可)
大きく分けるとこの3つです。
病院側の考え方によってこのあたりは違うので、自分が手術を受ける病院で事前に聞いておくと安心です。
ちなみに私が初期中絶手術をしたときは、彼に送り迎えをしてもらいました。
ただ、初期中絶手術でも術後しばらくは病院から帰れません。
麻酔が切れるのに時間がかかるので何時間かはベッドで寝ている状態です。
なので付き添いOKの場合でも、パートナーは長時間待つことになるというのは頭に入れておいたほうがいいです。
付き添いは必須ではないが帰りの迎えは必要
手術当日の付き添いは必須ではないですが、病院から帰るときは必ず誰かに迎えに来てもらうようにしましょう。
中絶手術後、帰るときはまだ麻酔から覚めたばっかりなので車の運転はできないんですね。。
なので、パートナーや家族に事前に迎えを頼んでおきましょう。
ちなみに初期中絶の場合、手術~麻酔が切れて帰れるまででだいたい2時間半ぐらいでした。
もし、迎えを頼めない場合は必ずタクシーなどを使って帰るようにしてください。
近いから歩いて帰る!という人もいるかもしれませんが…手術後はまだふらふらしているしすごく体も疲れています。
前日の夜から食事も摂ってないのでなおさらです。
無理はせず、ちゃんと迎えorタクシーで帰宅してください。
強制ではないが付き添いがあると安心
初期中絶手術において付き添いは必須ではないですが、やっぱり付き添いしてもらえると安心感があります。
私の場合は手術前の通院時からすべてパートナーが付き添い・送り迎えしてくれていましたが、あれがなかったらもっと精神的にきつかったと思います。
男の人は中絶手術をするのに病院に付き添うのは嫌…と思うかもしれません。
ですが、中絶という決断も2人で決めたことなのでできるかぎり付き添ってもらうべきだと思います。
中絶をするというだけでもつらいのに診察・前処置・手術すべて一人で行くというのはあまりにもつらすぎます。
中絶手術をするとただでさえ精神的に不安定な状態になるので、手術前から少しでもパートナーに支えてもらってください。
付き添いしてもらうことで、パートナーも中絶について深く考えれると思います。