初期中絶を決めた理由は何?【中絶を決断できない人へ】
みんなの初期中絶手術を決めた理由って?
中絶を決断できないで悩んでいる…。
このような気持ちで悩んでいる女性は多いと思います。
実際、私も中絶を決断するまで毎日悩んでいました。
今回は
- 一般的な初期中絶の理由
- 私が初期中絶を決めた理由
- 初期中絶を決断できない人へ
をまとめました。
初期中絶をしようか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
一般的な初期中絶の理由
まず、一般的に初期中絶の理由として挙げられるものをまとめました。
性的犯罪などの望まない妊娠・病気により出産できる状況ではない場合は除いた、産もうと思えば産めるけど…という場合の初期中絶の理由です。
- 妊娠するとは思ってなかった
- 仕事の状況、経済的な状況
- 付き合いが浅く踏み切れない
- 親に反対された
順番に説明していきます。
・妊娠するとは思ってなかった
避妊が不十分だった場合での妊娠が原因ですね。
中絶をしようか悩んでいる場合、このパターンは多いんじゃないでしょうか。
まさか妊娠するとは思ってないので、お互いに覚悟もないし戸惑ってしまいますよね。
この場合、中絶を決断する人も多いです。
・仕事の状況、経済的な状況
お互いの仕事・経済的な状況により、出産しても育てていけない…という場合もあります。
これも、まさか妊娠するとは思ってなかったことから起こることが多いですね。
そういう行為をしている時点でいつ妊娠してもおかしくないので、今はまだ産めない…という状況ならきちんと避妊をすることが大切ですね。
・付き合いが浅く踏み切れない
付き合ってからの期間が浅く、出産・結婚に踏み切れない場合もあります。
この場合、パートナー側が消極的なことが多いですね。
結婚を前提に付き合っていたならまだしも、そうでない場合は男性からすると結婚はなかなかハードルが高いです。
また、まだお互いのことを深く知らないので、女性側にもリスクはあります。
いざ結婚してみたら「こんな人だと思わなかった…」となる可能性もあります。
・親に反対された
高校生など、学生の場合だと親に反対されてしまう場合があります。
学生同士の場合、産んだとしてそこからちゃんと育てていけるのかという疑問を親が持っても仕方ないです。
実際、10代で妊娠→結婚したカップルですぐに別れてしまう人も多いです。
また、10代など若すぎる年齢での出産はリスクが高いともいわれています。
未来のことを考えて、親の立場からすると中絶を勧めることも多いです。
一般的な初期中絶の理由だと、このような感じになります。
ですが、全てに共通して言えるのは避妊がちゃんとできてなかったということ。
避妊具での避妊の確率は100%ではありません。
きちんと着用していても失敗することもあります。
また、避妊具なしで外で出すのは正しい避妊方法ではないのではありません。
一度中絶をした女性でも、きちんとした避妊をせずに再度妊娠→中絶ということは実はよくあるので注意してください。
ちなみに、ほぼ確実な避妊方法はピルです。
自分でも服用していてとても高い避妊効果があると感じています。
私が初期中絶を決めた理由
- 彼が「産んでほしい」と言わなかったから
- 付き合ってまだ2ヶ月目だったから
- 子供を育てるという自信がなかったから
- 自分の気持ちを言う勇気がなかったから
私の中絶理由はこんな感じですね。
こうやって理由づけていますが、結局は私も妊娠するとは思っていなかったので覚悟ができていませんでした。
・彼が「産んでほしい」と言わなかったから
当時は彼の仕事も大変な状況で、気持ちに余裕がありませんでした。
そういう話は妊娠が発覚する前にもしていたので、妊娠がわかったときすごく困った覚えがあります。
彼は今まで何度も中絶をさせてきた経験があるということも、妊娠したときに聞かされました。
私の中で、彼がもし望んでくれるなら出産しても上手くいくだろうという気持ちがありました。
・付き合ってまだ2ヶ月目だったから
付き合って2ヶ月目で妊娠が発覚したのもあり、踏み切る勇気がなかったです。
これからお互いより理解していこうという中での妊娠で、「まだ早いのでは?」という思いもよぎりました。
彼はバツイチだったのもあり、今の状態で結婚して上手くいくのか?すぐに別れてしまったら子供は私が引き取るのか?という不安もありました。
もし別れた場合、1人で子供を育てるという覚悟もありませんでした。
・子供を育てる自信がなかったから
もともと結婚願望はほぼありませんでしたが、当時の私は結婚・出産にようやく前向きになりかけていました。
ですが、もともと母性が薄いほうなので子育てに関しては不安しかなかったです。
自分自身の精神がまだ未熟なのもあり、子供より自分の自由が大切という気持ちもありました。
・自分の気持ちを言う勇気がなかったから
不安要素だらけだったものの、彼のことは本当に好きだったので結婚したいという気持ちはありました。
彼との子供なら産みたいとも思っていたし、妊娠したことに戸惑いはあったけれど嬉しいとも感じていました。
ですが彼と話し合った一ヶ月間、私は一度も「産みたいと思っている」と言えなかったです。
後悔はいまだに残っていますが、言えなかったということは何も覚悟できてなかったんだと思います。
自分から言えなかった=そこまでの強い気持ちも覚悟もなかった
これが答えだと受け止めています。
私が中絶をした理由はこのような感じです。
彼の仕事や状況などもひとつの要因かもしれないですが、いちばん大きいのは覚悟できてなかったことです。
出産・育児は軽い気持ちではやっていけません。
ネットで出産のことや育児のことを調べるたびに「私にできるのだろうか?」と不安になっていました。
妊娠して初めて、子供が産まれるということの大変さを知ることができました。
中絶しようか悩んでいる人は、出産と育児のことも少し考えてみてください。
初期中絶を決断できない人へ
中絶するか決断できずにいる人は、産みたい気持ちが強いんだと思います。
その気持ちを彼に直接話してみてはどうでしょうか。
もし出産した場合、今までの自分の生活とはまったく違う生活が待っています。
楽しいことは増えますが、大変なこと・つらいと感じることも増えます。
そういったとき、パートナーの協力は必要不可欠です。
なので決断できずにいる気持ちを話して、相手は妊娠に対してどう思っているのか?ちゃんと話し合ってほしいです。
話すことで彼の考えを聞けるので、産むべきか中絶するべきかもう一度冷静に考え直せます。
また、パートナーだけでなく親にも相談してみたほうがいいです。
こういうとき親の意見は参考になるし、不安材料に対するなんらかのサポートもあるかもしれないです。
決断できないぐらい産みたい気持ちがあるなら、ちゃんと相談してみてください。
そして、どちらを選ぶにせよ後悔のない選択をしてほしいです。
初期中絶手術後は妊娠しにくくなる?【中絶後に気をつけるのが大事】
初期中絶手術をしたら妊娠しにくくなるって本当?
将来的に子供が欲しいから、中絶しても妊娠できるのか知りたい。
初期中絶手術をする上で気になるのが、その後ちゃんと妊娠できるか。
私も中絶する前はすごく気にしていて、たくさん調べました。
今回は
- 初期中絶手術後は妊娠しにくくなる?
- 初期中絶後にまた妊娠したいなら
をまとめました。
中絶後、将来的には子供が欲しい人の参考になれば幸いです。
初期中絶手術後は妊娠しにくくなる?
一度中絶すると妊娠しにくくなるという噂もありますが、手術の処置がきちんとできていれば不妊症はあまり心配しなくても大丈夫です。
中絶手術を経験しても、その後妊娠して子供を産んでいる女性はたくさんいます。
手術後に感染症になったり、子宮を傷つけてしまうようなことがなければ妊娠しにくくなる心配はほとんどありません。
ただ、医師の技術不足や雑な手術で子宮が傷ついてしまうこともあるので、初期中絶手術に慣れている医師・丁寧な対応の病院を選ぶようにしてください。
また、感染症を防ぐには中絶後の過ごし方も大事になってきます。
決して無理はせずに、安静に体と心を休めてあげてください。
きちんとした病院を選び、術後もちゃんと安静にしていれば、初期中絶後に妊娠しにくくなる心配はあまりしなくて大丈夫です。
しかし、何度も中絶手術を繰り返していると妊娠しにくくなることはあるので気をつけてください。
中絶を経験したのに、そこから避妊をちゃんとせず妊娠→中絶を繰り返すのは理解に苦しみますが…。
初期中絶後にまた妊娠したいなら
初期中絶手術後また改めて妊娠したいなら、きちんと避妊をすることが大事です。
中絶手術を繰り返していると妊娠しにくくなる確率は上がるので、同じことを繰り返さないためにも本当に子供を作ると決めるまで望まない妊娠は避けるべきです。
中絶手術は何度もするものではありません。
ゆくゆくは子供が欲しいと思っているならなおさらです。
なので「また中絶しないと…」とならないためにも、きちんと避妊をしてください。
避妊方法として一般的なのは避妊具ですが、個人的にはピルとの併用をおすすめします。
避妊具は男性主体の避妊なので、万が一のことがあります。
ですが、ピルとの併用ならほぼ100%避妊することができます。
一度の初期中絶手術で妊娠できなくなることはほぼありません。
ゆくゆくは妊娠したいなら、その日のために同じ過ちを犯さないようにきちんと避妊をしましょう。
私は3年間ピルを飲んでいます
私はいつか結婚したら子供を産みたいと思っているので、それまでは確実に避妊するためにピルを飲んでいます。
避妊具だけでの避妊は失敗もあるし、もしまた中絶しないといけなくなったら…と思うと、より確実な避妊方法を選ぶべきだと考えています。
避妊具は男性が拒否することもあるかもしれないし、失敗することもあります。
私の知人で、避妊具の使用で失敗して1回で妊娠した人もいます。
破れていたわけでないらしいですが、こういうことが起こる可能性もあります。
今のパートナーと子供を作ると決めているならいいですが、そうではない場合はより失敗の少ない避妊方法を選んだほうがいいです。
また、私が過去に付き合った男性の中にはこちらが頼んでも避妊をせず強引にしてくるような人もいました。
私はピルを飲んでいるのでまだよかったですが、最低な男だと思いすぐに別れました。
このような男性もいるので、望まない妊娠をしたくない・中絶を何度も繰り返したくないならピルを飲んだほうがいいです。
そして、本当に子供を作ろうと思ったときにピルをやめて妊活をするのがベストです。
一度中絶している女性は、とくに避妊について真剣に考えるべきです。
一度でもつらいことなのに、何度も経験することではありません。
私はピルを飲んで3年になりますが、避妊に失敗したことはありません。
出血する日もきっちり決まるので、生理周期が安定しない人にもおすすめです。
ピルを飲んでいると副作用が出ることもありますが、合わない場合は種類を変えることで解消されることが多いです。
ピルはずっと飲んでいるので、また別記事で詳しくまとめます。
初期中絶手術の同意書について【相手のサインがもらえない場合は】
初期中絶手術をするときに、事情があって同意書のサインがネックになる人もいると思います。
今回は
- 初期中絶手術で同意書のサインは必ず必要?
- 中絶の同意書のサインがもらえない場合
- 中絶の同意書は偽名、代筆でもいける?
初期中絶手術をすることになったけど、相手からサインがもらえない…という人の参考になれば幸いです。
初期中絶手術で同意書のサインは必ず必要?
中絶をするときは基本的に自分と相手、両方のサインが必要になります。
これは医師法で定められています。
ですが、同意書のサインが必要ないケースもあります。
- 強姦など性犯罪による妊娠
- 相手が死亡してしまっている
この場合は、自分のサインのみで中絶手術を行うことができます。
また、以下のような場合でも相手のサインなしで中絶できることが多いです。
- 相手が遠方で郵送もFAXもできない
- 相手が誰かわからない
- 相手と連絡がつかない
- 相手が逃げてしまった
基本的には自分と相手のサイン・捺印が必要ですが、連絡の取れない場合は自分のサインだけで手術してくれる病院がほとんどです。
パートナーと連絡がつかなくなった…という場合は、まずは病院に相談してみましょう。
ただし、未成年が中絶手術をする場合は親の同意が求められます。
中絶の同意書のサインがもらえない場合
パートナーと連絡は取れるけど、同意書にサインがもらえない…
このような場合は自分の意思だけで中絶手術ができます。
ただし、相手が中絶に同意せず反対している場合は手術できません。
同意書のサインがもらえなくても手術できるパターンは、
- 相手が名前を書くことを嫌がっている
- 中絶に関わることを拒否している
- 相手が妊娠の事実を認めない
などの場合です。
自分は中絶したいけどパートナーは産んでほしいと思っている、というような場合は手術できないです。
この場合は、もう一度話し合ってくださいと言われます。
ですが、最終的には女性の意思が尊重されるようになっています。
相手が責任逃れして同意書にサインがもらえない場合でも、問題なく初期中絶手術はできます。
病院で相談してみてください。
中絶の同意書は偽名、代筆でもいける?
ぶっちゃけ偽名・代筆でもバレなければ問題なく手術できてしまいます。
ですが、本当におすすめはしません。そもそも犯罪なのでやめましょう。
文書偽造となり、同意書を代筆してくれた人も同様の犯罪になります。
病院側からすれば、同意書のサインの名前が本人のものか・誰が書いたものかを確認する方法はありません。
ですが犯罪にあたりますし、もし何かあったときに大変なことにもなりかねないのでやめておきましょう。
妊娠したことを誰にも言えない未成年の人で、保護者の欄も全部自分で書く人もたまにいますが…これだと本当に何かあったときに危険です。
中絶手術にはリスクが伴います。
もし何かあったときのためにも、嘘は書かないようにしましょう。
事情があってパートナーのサインがもらえない、親に中絶を知られたくない…という場合、まずは病院で相談しましょう。
病院側もちゃんと対応してくれるし、パートナーのサインはなくても手術してもらえることがほとんどです。
未成年の場合は親の同意がないと中絶できないところがほとんどです。
万が一のことがあったときの連絡先にもなるので、親にはちゃんと話してください。