ピルの副作用で太るのは本当なのか【ピルで太らないようにする方法】
ピルの副作用で太るって言われてるけど本当?理由は?
ピルを飲みながら太らないようにするにはどうすればいい?
ピルの副作用として大きく挙げられているのが、「ピルを飲むと太る」というもの。
私もピルを服用し始める前、この副作用が一番心配でした。
しかし、ピルを飲んでいても太らないようにすることは可能です。
- ピルの副作用で太る?
- ピルで太らないようにするために
- ピルでの食欲は我慢できる
今回は、これらのことをまとめました。
私は初期中絶後ピルを飲み始めて、服用歴は3年ほどです。
ずっと飲み続けていますが、むしろピルを飲む前よりも痩せています。
「ピルは太るから飲むのが怖い」と思っている人の参考になれば幸いです。
ピルの副作用で太る?
まず、ピルで太りやすくなるというのは本当だといっていい部分はあります。
自分自身、初めてピルを飲んだときは、よく言われているような副作用は感じました。
産婦人科の先生にも相談しましたが、ピルを飲むことで
- 空腹感を感じやすくなる
- 今までより食欲が増す
と訴える人はけっこう多いとのことでした。
しかし、これらの副作用を強く感じるのは最初のうちだけでしたし、自制の効かないほどのものではないです。
少しの努力で太らないようにすることは可能です。
ピルで太るといわれている理由
ピルで太ると思われているのは、ホルモンのせいかと考えられています。
たしかにピルのホルモンによって、太りやすいというか女性らしい肉付きになることはあります。
実際に、私はピルを飲んでいて下腹部に脂肪がつきやすくなった?と感じました。
しかし、だからといって今までの自分と明らかに違うぐらい太ってしまうことはありません。
ピルを飲んでいることだけが原因で太ってしまうことはないです。
ピルで食欲は増すのか
ピルで食欲が増すというのは、実際にあるようです。
産婦人科に相談したときも、「ピル始めたばっかりのときはそう言う人は多いね」と言われました。
初めてピルを飲んだときは、たしかに食欲が増すのを感じました。
食べてもすぐにお腹がすく…という感じでした。
しかし、これも我慢できないほどではないんですよね。
それに気付かされたのは、産婦人科の先生の言葉でした。
「そりゃ我慢せずに、今までよりもたくさん食べてたら太るよ」
「今までどおりの食事してたら太らないから大丈夫」
そう言われて、ハッと気付かされる感覚でしたね。
たしかに多少食欲は増しますが、ピル=太るという先入観があるために、自分に甘くなっていたことに気づきました。
いつもよりたくさん食べてしまっても「ピルの副作用だから仕方ない」というふうに思ってしまっていたんですよね。
これは実は当てはまる人も多いのではないでしょうか?
ピルで太らないようにするために
ピルで太らないようにする方法はシンプルですが、少しの努力が必要になってきます。
初めてピルを飲むときに食欲が多少増すことが多いので、ここをどうやって乗り越えるかが鍵になります。
とくに、初期の副作用が出ている時期は頑張る必要があります。
ここで食べグセをつけてしまうと、胃も大きくなってしまうので要注意です。
そうなると、どんどん食べる量が増えてしまいます。
まず、「ピルは太る」という先入観を完全に捨て去ってください。
ちゃんとカロリー計算できていれば太りません。
自分の基礎代謝から一日の摂取カロリーを計算して、そこを超えないようにすれば太りようがないからです。
軽いダイエットをしている気持ちで、ざっくりと一日の食事のカロリーを計算するようにしてください。
アプリなどを使用すると計算も簡単です。
ここでのポイントは「ざっくりと」ということです。
今はネットで調べればだいたいのカロリーは出てくるので、それと自分の食事を照らし合わせてカロリー計算しましょう。
きっちりカロリー計算しようとすると続かないので、無理なくで大丈夫です。
これはピルの副作用だけでなくダイエットとしても常識ですが、消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければ太ることはないんです。
これをしっかりと覚えておいてほしいです。
空腹感を我慢する
ピルの副作用で「お腹がすいた…空腹感やばすぎ…」と思ったら、とりあえず少し我慢しましょう。
ダイエットでも同じですが、その空腹感は本物か?ということが問題です。
たいしてお腹がすいているわけでもないのに、口寂しくてお菓子に手をのばす…なんてことありませんか?
本当の空腹感か?の見極め方としては、前の食事時間を思い出してください。
最後に食事をした時間からそんなに経ってないのにお腹がすいている気がするなら、食べないほうがいいです。
あとは摂取カロリーのチェックを。
この時点で「今日はけっこう食べてるなぁ」と思ったら、気合で我慢を。
空腹感とはいっても「食べたい」という気持ちになっているだけ、ということもあります。
美味しそうなお菓子の写真を見たり、冷蔵庫の中のお菓子が目に入ったらお腹が空いてる気がしたり…こういうのは本当の空腹感ではありません。
食欲に関しては「ピルの副作用で…」という気持ちを捨てて、今日は何kcal取っているか?を考えるようにしてください。
過食を防ぐ
ピルを飲みながらでも太らないようにするには、食事の際の食べすぎにも気をつけたいです。
ピルの副作用で過食気味になるというものもよく挙げられていますが、これもセーブすることはできます。
まず、食事を短時間で済ませてないかをチェックしてください。
1回の食事で最低20分はかけて食べるのが、太らない食べ方とされています。
食べてもすぐにお腹がすく人は、そもそも食べるのにかけている時間が短いということが多いんですね。
食事のときは、一口で30回ぐらい噛むのを意識してみてください。
これはダイエットにもいいとされていて、これぐらい噛んで食べると満腹感もしっかりと得られやすくなります。
あとは食べ順ダイエットでも言われている、汁物→野菜→おかず→炭水化物の順番で食べるのもおすすめです。
この食べ方をすると通常よりも満腹感があるので、「食べてもすぐにお腹がすく…」という人は試してみてください。
とはいえ、最後にごはんだけ食べるのは味気ないと思うので、なんとなく意識する程度でOKです。
過食を防ぐために重要なのは、とにかくよく噛むことです。
噛む回数を多くすれば食事の時間も自然と長くなり、満腹感も増します。
これだけでピルの副作用での過食は防ぎやすくなるので、試してみてください。
ピルでの食欲は我慢できる
ピルを飲むことで食欲が増すというのは少なからずありますが、自分の意志で我慢できる程度のものです。
しかも、この食欲もずっとは続きません。
実際、ピルを飲み始めた頃は「やたらとお腹がすく…」と思っていましたが、体がピルに慣れてきたころには強い空腹感も感じなくなっていました。
自分の中で一番大きいのは、産婦人科の先生に指摘されたことだと思っています。
「我慢せず食べていたら太るでしょ」とハッキリと指摘されることで、副作用というよりもそれを理由にして食べていたことにも気づけました。
もともと人は誘惑に弱い生き物なので、ピルの副作用を理由にしてさらに自分に甘々になっていたな…と反省ですね。
ピルの副作用で食欲が増すことはありますが、我慢することは可能です。
副作用が一番強く出る飲み始めの段階で、いかに食欲をコントロールするかがポイントです。
ここさえ乗り切れば、ピルを服用しているからといって太ることはありません。
ピルに体が慣れてくれば食欲も落ち着いてきて今まで通りに戻るので、ピルは太るという先入観をなくして頑張ってほしいです。
合わないピルは変えたほうがいい!【ピルを変える基準と注意点まとめ】
ピルの副作用はそのうち無くなるというけど、ずっと続いていてつらい…。
副作用がきつすぎて耐えられないから、副作用を軽くする方法が知りたい。
ピルが合わない場合はどうするのがベスト?
ほぼ確実に避妊できるので、中絶後ピルを服用している人も多いかと思います。
しかし、ピルを飲んでいてつらいのが副作用のきつさ。
合わないピルを飲み続けるのはしんどいですよね。
なので、合わないピルの見極め方とピルを変えるときの注意点をまとめました。
- ピルの副作用が続くなら合ってない
- 合わないピルは変えたほうがいい
- 自分に合うピルを見つけるのが大事
という順番でまとめています。
私は初期中絶後からずっとピルを飲み続けています。
ピル歴は3年ほどですが、最近は副作用とも上手く付き合えるようになりました。
「ピルを飲み始めたけど副作用がきつすぎて耐えれない…」という人は参考にしてみてください。
ピルの副作用が続くなら合ってない
ピルの副作用には個人差がありますが、普通はある程度たてば副作用が気にならなくなってきます。
ピルを飲み始めてしばらく経つのに副作用がまったく改善されない…というなら、それは自分の体に合ってないサインかもしれません。
副作用の重さや種類にも注目して、どんな症状がいちばんつらいか気にしてみてください。
副作用が強く出る期間
通常、ピルの副作用が強く出るのは飲み始めてから2シート目ぐらいまでです。
ピルに体が慣れるのに時間がかかるのか?
新しくピルを飲み始めたときは、1シート目はとくに副作用が強く出ることが多いです。
実際、私もピルの種類を変えたときはだいたい1シート目は副作用を感じます。
私は少しでも副作用が出たら、次に通院した際に産婦人科の先生に相談するようにしています。
ですが、先生には2~3シート目まで様子を見てみることを勧められます。
副作用が出てる身からしたら「しばらく様子見て」なんて言われても、「いやいや!つらいんだからどうにかしてよ!」って思いますよね。
ですが、そこでピルの種類を変えたところで、また1シート目は副作用が出ることが多いです。
2~3シート飲んで様子を見ないと意味がないんですよね。
私も先生に言われたときは疑心暗鬼でしたが、実際飲み続けていると3シートぐらいになると副作用はほぼ気にならなくなりました。
ただ例外として、まともに生活できないぐらいの副作用を感じる場合。
この場合は様子見せずに即病院に行って診察してもらったほうがいいです。
不安なら先生にその旨を伝えて、必要な検査をしてもらうこともできます。
合うピルの場合の副作用の変化
自分に合っているピルの場合、2シート目3シート目といくにつれて副作用がゆるやかになります。
1シート目で感じていた副作用も気にならなくなってくるので、自分でも実感しやすいかなと。
私の場合は、一番最近変えたピルでは1シート目で
- 下半身のむくみ
- 筋肉痛のような足の痛み
- 便秘
がありました。
ですが2シート目でだいぶ気にならなくなり、3シート目では副作用のことを忘れるぐらい楽になりました。
このように、合うピルの場合はシート数を重ねるにつれて体が楽になります。
シート数を重ねてもつらい状態が続く、副作用がきつくなる場合は、合わないピルと判断して変えることを検討するのをおすすめします。
合わないピルは変えたほうがいい
自分に合わないピルを続けるのは精神的にも肉体的にもしんどいので、我慢せず早めに変えたほうがいいです。
ピルを変えることでびっくりするぐらい副作用が軽減されることもあるので、我慢し続けるメリットのほうが少ないかなと。
ただ、2~3シート目までは様子見することを頭に入れておき、ピルを変えると最初は副作用があることを前提にしておいたほうがいいです。
病院に相談してピルを変える
いつもピルを処方してもらっている病院に行って、今飲んでいるピルがあ合わないということと、どんな副作用が出ているかを伝えましょう。
症状などから判断して、先生のほうから別のピルを提案してくれるのが一般的な流れです。
相談する際は、とくにどの副作用がつらいかなども詳細に話しておくのがおすすめです。
何種類か提案された場合は、それぞれのピルの特徴を聞いて、自分に合いそうなピルから試してみてください。
低用量ピルと中容量ピルどっちがいいか
ピルを選ぶとき、低用量か中容量かで悩む人も多いかと思います。
それぞれ副作用の出やすさが違いますが、それも一概にはいえません。
先生にも言われましたが、試してみないとわからないとのことでした。
ですが、一応先生に聞いたそれぞれの特徴をまとめます。
まず、不正出血しにくいのは中容量ピルです。
なぜかというと、ピルに含まれているホルモン量が多いからです。
逆にその他の一般的な副作用が出にくいのは低用量ピルです。
ホルモン量が少ないため、そのぶん症状も出にくいと説明されました。
一般的に、ホルモン量が少なくなるほど副作用は軽くなるが、生理前の不正出血は出やすくなるとのことです。
ちなみに、私は今は超低用量ピルのヤーズを服用しています。
「不正出血は出やすくなるかも」と先生に言われましたが、最初の1シート以降は不正出血していません。
不正出血に関しては心配でしたが、ホルモン量が少ないピルだからといって必ずしも不正出血するわけでないです。
個人的な考えでは、やはりできるだけホルモン量の少ないピルを服用するほうがいいと思っています。
先生にも、副作用を軽減したいならホルモン量を下げたほうがいいと言われました。
ちなみに、ヤーズに変える前の副作用(ラベルフィーユのとき)は
- 不正出血
- 太もものひどいむくみ(見た目でわかるぐらい)
- 太ももの冷え
- 気分のひどい落ち込み
でした。
これらが生理一週間前に毎回出るようになったので、変えることを決意しました。
とくにむくみは本当に異常なぐらいで、隙間が完全になくなるぐらいパンパンになっていました。
体重は減っているのに太ももだけ太った感じで、生理が終わると元通りに…明らかに異常だと感じたので相談しましたね。
ジェネリックのピルはよくない?
これは完全に私のケースなんですが、同じ種類のピルでもジェネリックだと副作用が強く出ていました。
トリキュラーから、ジェネリックのラベルフィーユに変えたら急に副作用が強く出るようになったんですよね。
中絶後すぐに処方されるピルがラベルフィーユで、そのときも副作用は気になっていました。
ですが、その後トリキュラーに変えたら安定していたので気にしていなかったんですよね。
しかし、産婦人科側がトリキュラーの取り扱いをやめることになって、またラベルフィーユにした途端に副作用が…という状態でした。
先生に相談しても「成分は同じ」「他の患者でそのようなケースは全くないから不思議」と言われて、まったく解決しませんでした。
なので、ヤーズに変えることになりました。
ヤーズにしてからとくに気になる副作用はないのでいいですが、これに関しては自分でも不思議です。
ちなみに、当時必死にネットで情報を漁っていたときに見つけたんですが、厳密にはジェネリックは添加物が違うらしいです。
だけど、添加物の違いでこんなに副作用に違いが出る?という疑問は残っています。
なんにせよ自分にラベルフィーユが合わないのはわかったのでいいですが、こういうケースもあるということをお伝えしておきます。
ピルを変えるときの注意点
ピルを変えるときの一番の注意点が、新しいピルに変えると血栓症や副作用のリスクがリセットされることです。
副作用はまだしも血栓症のリスクって…怖いですよね。
しかしこれには理由があって、通常は血栓症リスクが高いのはピルの飲み始めだからだと先生に言われました。
なので、新しいピルにするときは2~3シート目まで血栓症にはとくに気をつけている、と。
というと怖い気もしますが、ちゃんと診察を受ければまず問題はありません。
先生もそのあたりはしっかり気を配ってくれます。
私は何か問題がない限りは、かかりつけ産婦人科のオンライン診療を利用しています。
ピルを変えると体調の変化や不調、体に違和感はないかなど細かく聞かれます。
新しいピルを試すときはリスクもあるので、少しでも気になることがあれば相談したほうがいいです。
私は気になる症状があれば携帯のメモに入れておいて、診察の際にそれをすべて伝えています。
だいたいの不調はピルを変えてすぐの副作用なので、とくに心配はないんですが…もしものことがあったら大変なので、気になることはすべて先生に報告したほうがいいです。
自分に合うピルを見つけるのが大事
ピルとの相性は本当に人それぞれですし、時間がたてば変わることもあります。
今まで問題なかったピルが急に合わなくなることもあります。
このピルなら絶対に誰が飲んでも副作用が出ない、なんてものはありません。
なので、自分の体調をしっかりと気にしながら自分に合うピルを探していくしかないんです。
- どんな副作用が出たか
- ピルの何列目で症状が出たか
- 何日ぐらい副作用が続くか
など、細かく自分でメモしておくと、先生に相談するときにも役立ちます。
先生と相談しながら自分に合うピルを見つけ、そのピルも合わなくなれば変えて様子を見る。
これがピルと上手く付き合っていく上で大事なことです。
中絶手術後、彼とは別れるべきか?体験談を交えて話します。
彼のことは好きだけど、中絶のことを思い出してしまってつらい…。
彼ともどこか気まずい感じだし、どうすればいいのかわからない。
中絶手術後の、彼との関係に悩む女性はとても多いです。
今回は、
- 中絶後「別れるべきか」の判断基準
- 中絶後の男性の心理を知ろう
- 中絶後に別れるカップルの理由
をまとめました。
私自身、実際に初期中絶を経験しています。
中絶をしたときは彼氏と別れたいと思っていましたが、彼に止められて交際を継続しました。
ですが、結局は別れることになったので、それを踏まえて話をします。
中絶後の彼との関係に悩んでいる女性の参考になれば幸いです。
中絶後「別れるべきか」の判断基準
中絶後、別れるべきかの判断基準は「自分の気持ちはどうなのか」です。
自分はどう思ってるかを深く考えて、素直になってください。
もやもやした状態で付き合っていても上手くいかないし、結局は別れることになります。
心に闇を落としたまま付き合っても、お互いにいいことになりません。
少しでも「このまま付き合っていけないかも…」と思うなら、別れたほうがいいです。
あなたが別れたいと少しでも思っているなら、付き合い続けたところで結局は別れることになります。
中絶がきっかけで別れたいという気持ちが芽生えるのは、少なからず彼に対する不信感が生まれているということです。
- なんで産ませてくれなかったの?
- このまま付き合っていく意味は?
- なぜ結婚に踏み切れなかった?
という感情は、中絶を経験した女性なら持って当然です。
このような状態のまま付き合い続けることは、お互いに傷つけ合うことになってしまいます。
不信感を抱いてしまった相手に対して、その感情を消すことは非常に難しいです。
ふとしたときに思い出してしまうし、不安になるたびに中絶のことがちらつきます。
どうしても喧嘩が多くなってしまいますし、「もっと私の苦しみを理解して」と思ってしまいます。
そうなると、結局上手くいかなくなってしまうことがほとんどです。
男性は基本的に、「愛する女性を幸せにしてあげたい」と思っています。
ですが、中絶を経験することで「苦しんでいる彼女の姿」を見ることになってしまいます。
最初のうちは彼も優しく励まそうとしますが、そう簡単に中絶のダメージからは立ち直れるものではありません。
この状態が長く続くと、「俺には幸せにしてあげれない」と思ってしまい、彼も別れを考えるようになってしまいます。
中絶後、付き合いを続けるなら「元気になったあなた」で彼と今まで通り接することが必要です。
これは相当難しいことです。
一旦、距離を置いてみるのもあり
「別れたいわけじゃないけど、彼といると中絶を思い出してつらい…」
このような場合は、少し距離を置いてみるのがおすすめです。
距離を置くことで、お互いに自分の気持ちを見つめ直せます。
「本当はどうしたいのか?」が見えてくることも多いです。
もし、彼と離れることで
- 気持ちが前向きになる
- 涙を流すことがなくなった
- 中絶の苦しみが軽減される
- 寂しさをあまり感じない
という場合は、別れたほうがいいです。
彼といることで中絶の傷が深くなっているので、付き合っていてもいいことにはなりません。
逆に、
- 彼がいなくて寂しい
- 彼の優しさや気遣いに気づいた
- 会いたいと強く思う
という場合は、これからも付き合いを継続したほうがいいです。
あなたにとって彼が必要だということなので、別れると後悔することになります。
ただ、付き合いを続ける場合は「前向きな姿を見せる」ということを忘れないでください。
これができないと結局は別れてしまいます。
「中絶させといて男って勝手」と思う場合は、別れたほうがお互いのためです。
中絶後の男性の心理を知ろう
中絶後、女性は「悲しみに寄り添ってほしい」と思っていますが、男性はそうではありません。
「お互いに前向きに乗り越えていきたい」と思っています。
男性にとっては中絶って、「子供」という感覚が少し鈍いです。
彼女につらい思いをさせてしまったという罪悪感はありますが、「自分の子供」という感覚は女性より薄いんですね。
女性は「自分の子供を中絶してしまった」という罪悪感が強く、長く引きずってしまうことが多いです。
悲しみに寄り添ってほしいし、つらい気持ちを彼にも理解してほしいと思います。
しかし、男性の心理としては「あまり中絶の話題はしたくない」です。
中絶の話をすると、どうしても自分が悪者のような気持ちになってしまいます。
彼女も暗くなってしまうし、泣いてしまうし…男性としては「楽しくない」です。
「楽しい付き合い」ができないと、男性は別れを考えてしまうようになります。
もちろん、男性にも
- 彼女を心身ともに傷つけてしまった
- 中絶をさせたことの罪悪感
- 産ませてあげれなかった自分を責める気持ち
はちゃんとあります。
中絶後の考え方のギャップは、男性と女性の差です。
お腹の中に実際に命が宿っていた女性とは、やはり感じ方に差があります。
なので「私の悲しみを100%理解して」というのは、無理な話なんです。
彼は彼で傷ついています。
中絶させてしまったことに対する罪悪感もあります。
だからこそ「明るく前向きにいきたい」と思っています。
中絶の話題を避けるのも、暗い感じになりたくないからです。
このギャップを理解しないと、付き合いを続けていくのは難しいです。
中絶後に別れるカップルの理由
中絶後に別れるカップルの理由としては、
- 妊娠がわかったときの彼の態度
- 中絶後、精神的に不安定になった
- 今までの2人でいられなくなった
- 将来を描けなくなった
が多いです。
中絶を経験すると、良くも悪くも彼の本音が見えます。
なので、女性側のほうが別れを考えることが多いです。
まず、妊娠がわかったときの彼の態度。
最初から中絶前提で話されたり、手術前の付き添いなどしてくれなかったり…。
こういう態度で、彼に対して疑問を感じる女性も多いです。
さらに、中絶後はお互いにギクシャクしてしまいます。
罪悪感は男性も感じています。
そんなときに、精神的に不安定になって毎日泣いている彼女を見ると、どう接していいかわからなくなってしまう男性も多いです。
「罪悪感から楽になりたい、逃げ出したい」と思ってしまう男性が多いのも事実です。
そして、一番大きいのが「将来が描けなくなる」というもの。
カップルの流れとしては、付き合う→結婚→子供を授かる、というのを描く人がほとんどです。
ですが、中絶はこれを壊してしまいます。
「いま結婚に踏み切れなかったのに、これから先も付き合っていく意味はあるのか」と思ってしまう人は多いです。
2人の関係性に意味が見いだせなくなってしまうので、別れるべきかと考えてしまいます。
中絶すると、2人の関係性も考え方も変わります。
今までどおり付き合っていくことは非常に難しいです。
女性側は、無理することも多いです。
それでも付き合っていきたいか?を考えて、別れるべきかの決断をしてください。
中絶後も付き合い続けるのは簡単ではない
最後に私の話をします。
一つの例として参考になれば幸いです。
まず、私は中絶をすることが決まったときに「別れたい」と思っていました。
彼からはいつも「結婚を考えて付き合っている」と言われていたので、先が見えなくなってしまったんですね。
なので、中絶するなら別れるほうがいいと思っていました。
しかし、彼は「一緒に乗り越えていこう」「不安にさせないように努力する」と。
私も彼のことは大好きだったので、付き合いを続けることにしました。
が、やはり上手くいきませんでした。
それこそ、男性と女性の考え方のギャップでした。
彼が私を元気づけようと言ってくれるセリフで傷つくこともありましたし、いちいち悪いふうに捉えてしまう自分がいました。
彼は中絶後も努力してくれていたと思います。
仕事が忙しくて会えない日も、毎日のように電話をして体調を気遣ってくれていました。
ですが、それでも私は毎日泣く日々でした。
彼に対しての不信感も消えず、自分の悲しみをぶつけることが多くなりました。
いま思えば、彼に対して「産ませてくれなかった怒り」もあったのだと思います。
自分自身、妊娠出産の覚悟もなかったくせに勝手ですが、子供を授かると母性本能というものは芽生えるのだなと実感しました。
中絶後3ヶ月で彼とは別れましたが、それでよかったと思います。
あのまま付き合っていても、私は彼を責めてしまっていました。
大好きなはずの人を苦しめるのは悲しいことですし、そんな関係になるなら別れるべきです。
中絶後、付き合いを続けるのは簡単なことではありません。
お互いのギャップを埋めないといけないし、自分では抑えれない感情に悩まされます。
一緒にいて幸せになれないなら、別れて新しい一歩を踏み出すのも大事です。
そうすることで、中絶の心の傷から立ち直るきっかけになることもあります。