初期中絶手術の同意書について【相手のサインがもらえない場合は】
初期中絶手術をするときに、事情があって同意書のサインがネックになる人もいると思います。
今回は
- 初期中絶手術で同意書のサインは必ず必要?
- 中絶の同意書のサインがもらえない場合
- 中絶の同意書は偽名、代筆でもいける?
初期中絶手術をすることになったけど、相手からサインがもらえない…という人の参考になれば幸いです。
初期中絶手術で同意書のサインは必ず必要?
中絶をするときは基本的に自分と相手、両方のサインが必要になります。
これは医師法で定められています。
ですが、同意書のサインが必要ないケースもあります。
- 強姦など性犯罪による妊娠
- 相手が死亡してしまっている
この場合は、自分のサインのみで中絶手術を行うことができます。
また、以下のような場合でも相手のサインなしで中絶できることが多いです。
- 相手が遠方で郵送もFAXもできない
- 相手が誰かわからない
- 相手と連絡がつかない
- 相手が逃げてしまった
基本的には自分と相手のサイン・捺印が必要ですが、連絡の取れない場合は自分のサインだけで手術してくれる病院がほとんどです。
パートナーと連絡がつかなくなった…という場合は、まずは病院に相談してみましょう。
ただし、未成年が中絶手術をする場合は親の同意が求められます。
中絶の同意書のサインがもらえない場合
パートナーと連絡は取れるけど、同意書にサインがもらえない…
このような場合は自分の意思だけで中絶手術ができます。
ただし、相手が中絶に同意せず反対している場合は手術できません。
同意書のサインがもらえなくても手術できるパターンは、
- 相手が名前を書くことを嫌がっている
- 中絶に関わることを拒否している
- 相手が妊娠の事実を認めない
などの場合です。
自分は中絶したいけどパートナーは産んでほしいと思っている、というような場合は手術できないです。
この場合は、もう一度話し合ってくださいと言われます。
ですが、最終的には女性の意思が尊重されるようになっています。
相手が責任逃れして同意書にサインがもらえない場合でも、問題なく初期中絶手術はできます。
病院で相談してみてください。
中絶の同意書は偽名、代筆でもいける?
ぶっちゃけ偽名・代筆でもバレなければ問題なく手術できてしまいます。
ですが、本当におすすめはしません。そもそも犯罪なのでやめましょう。
文書偽造となり、同意書を代筆してくれた人も同様の犯罪になります。
病院側からすれば、同意書のサインの名前が本人のものか・誰が書いたものかを確認する方法はありません。
ですが犯罪にあたりますし、もし何かあったときに大変なことにもなりかねないのでやめておきましょう。
妊娠したことを誰にも言えない未成年の人で、保護者の欄も全部自分で書く人もたまにいますが…これだと本当に何かあったときに危険です。
中絶手術にはリスクが伴います。
もし何かあったときのためにも、嘘は書かないようにしましょう。
事情があってパートナーのサインがもらえない、親に中絶を知られたくない…という場合、まずは病院で相談しましょう。
病院側もちゃんと対応してくれるし、パートナーのサインはなくても手術してもらえることがほとんどです。
未成年の場合は親の同意がないと中絶できないところがほとんどです。
万が一のことがあったときの連絡先にもなるので、親にはちゃんと話してください。