中絶手術後、彼とは別れるべきか?体験談を交えて話します。
彼のことは好きだけど、中絶のことを思い出してしまってつらい…。
彼ともどこか気まずい感じだし、どうすればいいのかわからない。
中絶手術後の、彼との関係に悩む女性はとても多いです。
今回は、
- 中絶後「別れるべきか」の判断基準
- 中絶後の男性の心理を知ろう
- 中絶後に別れるカップルの理由
をまとめました。
私自身、実際に初期中絶を経験しています。
中絶をしたときは彼氏と別れたいと思っていましたが、彼に止められて交際を継続しました。
ですが、結局は別れることになったので、それを踏まえて話をします。
中絶後の彼との関係に悩んでいる女性の参考になれば幸いです。
中絶後「別れるべきか」の判断基準
中絶後、別れるべきかの判断基準は「自分の気持ちはどうなのか」です。
自分はどう思ってるかを深く考えて、素直になってください。
もやもやした状態で付き合っていても上手くいかないし、結局は別れることになります。
心に闇を落としたまま付き合っても、お互いにいいことになりません。
少しでも「このまま付き合っていけないかも…」と思うなら、別れたほうがいいです。
あなたが別れたいと少しでも思っているなら、付き合い続けたところで結局は別れることになります。
中絶がきっかけで別れたいという気持ちが芽生えるのは、少なからず彼に対する不信感が生まれているということです。
- なんで産ませてくれなかったの?
- このまま付き合っていく意味は?
- なぜ結婚に踏み切れなかった?
という感情は、中絶を経験した女性なら持って当然です。
このような状態のまま付き合い続けることは、お互いに傷つけ合うことになってしまいます。
不信感を抱いてしまった相手に対して、その感情を消すことは非常に難しいです。
ふとしたときに思い出してしまうし、不安になるたびに中絶のことがちらつきます。
どうしても喧嘩が多くなってしまいますし、「もっと私の苦しみを理解して」と思ってしまいます。
そうなると、結局上手くいかなくなってしまうことがほとんどです。
男性は基本的に、「愛する女性を幸せにしてあげたい」と思っています。
ですが、中絶を経験することで「苦しんでいる彼女の姿」を見ることになってしまいます。
最初のうちは彼も優しく励まそうとしますが、そう簡単に中絶のダメージからは立ち直れるものではありません。
この状態が長く続くと、「俺には幸せにしてあげれない」と思ってしまい、彼も別れを考えるようになってしまいます。
中絶後、付き合いを続けるなら「元気になったあなた」で彼と今まで通り接することが必要です。
これは相当難しいことです。
一旦、距離を置いてみるのもあり
「別れたいわけじゃないけど、彼といると中絶を思い出してつらい…」
このような場合は、少し距離を置いてみるのがおすすめです。
距離を置くことで、お互いに自分の気持ちを見つめ直せます。
「本当はどうしたいのか?」が見えてくることも多いです。
もし、彼と離れることで
- 気持ちが前向きになる
- 涙を流すことがなくなった
- 中絶の苦しみが軽減される
- 寂しさをあまり感じない
という場合は、別れたほうがいいです。
彼といることで中絶の傷が深くなっているので、付き合っていてもいいことにはなりません。
逆に、
- 彼がいなくて寂しい
- 彼の優しさや気遣いに気づいた
- 会いたいと強く思う
という場合は、これからも付き合いを継続したほうがいいです。
あなたにとって彼が必要だということなので、別れると後悔することになります。
ただ、付き合いを続ける場合は「前向きな姿を見せる」ということを忘れないでください。
これができないと結局は別れてしまいます。
「中絶させといて男って勝手」と思う場合は、別れたほうがお互いのためです。
中絶後の男性の心理を知ろう
中絶後、女性は「悲しみに寄り添ってほしい」と思っていますが、男性はそうではありません。
「お互いに前向きに乗り越えていきたい」と思っています。
男性にとっては中絶って、「子供」という感覚が少し鈍いです。
彼女につらい思いをさせてしまったという罪悪感はありますが、「自分の子供」という感覚は女性より薄いんですね。
女性は「自分の子供を中絶してしまった」という罪悪感が強く、長く引きずってしまうことが多いです。
悲しみに寄り添ってほしいし、つらい気持ちを彼にも理解してほしいと思います。
しかし、男性の心理としては「あまり中絶の話題はしたくない」です。
中絶の話をすると、どうしても自分が悪者のような気持ちになってしまいます。
彼女も暗くなってしまうし、泣いてしまうし…男性としては「楽しくない」です。
「楽しい付き合い」ができないと、男性は別れを考えてしまうようになります。
もちろん、男性にも
- 彼女を心身ともに傷つけてしまった
- 中絶をさせたことの罪悪感
- 産ませてあげれなかった自分を責める気持ち
はちゃんとあります。
中絶後の考え方のギャップは、男性と女性の差です。
お腹の中に実際に命が宿っていた女性とは、やはり感じ方に差があります。
なので「私の悲しみを100%理解して」というのは、無理な話なんです。
彼は彼で傷ついています。
中絶させてしまったことに対する罪悪感もあります。
だからこそ「明るく前向きにいきたい」と思っています。
中絶の話題を避けるのも、暗い感じになりたくないからです。
このギャップを理解しないと、付き合いを続けていくのは難しいです。
中絶後に別れるカップルの理由
中絶後に別れるカップルの理由としては、
- 妊娠がわかったときの彼の態度
- 中絶後、精神的に不安定になった
- 今までの2人でいられなくなった
- 将来を描けなくなった
が多いです。
中絶を経験すると、良くも悪くも彼の本音が見えます。
なので、女性側のほうが別れを考えることが多いです。
まず、妊娠がわかったときの彼の態度。
最初から中絶前提で話されたり、手術前の付き添いなどしてくれなかったり…。
こういう態度で、彼に対して疑問を感じる女性も多いです。
さらに、中絶後はお互いにギクシャクしてしまいます。
罪悪感は男性も感じています。
そんなときに、精神的に不安定になって毎日泣いている彼女を見ると、どう接していいかわからなくなってしまう男性も多いです。
「罪悪感から楽になりたい、逃げ出したい」と思ってしまう男性が多いのも事実です。
そして、一番大きいのが「将来が描けなくなる」というもの。
カップルの流れとしては、付き合う→結婚→子供を授かる、というのを描く人がほとんどです。
ですが、中絶はこれを壊してしまいます。
「いま結婚に踏み切れなかったのに、これから先も付き合っていく意味はあるのか」と思ってしまう人は多いです。
2人の関係性に意味が見いだせなくなってしまうので、別れるべきかと考えてしまいます。
中絶すると、2人の関係性も考え方も変わります。
今までどおり付き合っていくことは非常に難しいです。
女性側は、無理することも多いです。
それでも付き合っていきたいか?を考えて、別れるべきかの決断をしてください。
中絶後も付き合い続けるのは簡単ではない
最後に私の話をします。
一つの例として参考になれば幸いです。
まず、私は中絶をすることが決まったときに「別れたい」と思っていました。
彼からはいつも「結婚を考えて付き合っている」と言われていたので、先が見えなくなってしまったんですね。
なので、中絶するなら別れるほうがいいと思っていました。
しかし、彼は「一緒に乗り越えていこう」「不安にさせないように努力する」と。
私も彼のことは大好きだったので、付き合いを続けることにしました。
が、やはり上手くいきませんでした。
それこそ、男性と女性の考え方のギャップでした。
彼が私を元気づけようと言ってくれるセリフで傷つくこともありましたし、いちいち悪いふうに捉えてしまう自分がいました。
彼は中絶後も努力してくれていたと思います。
仕事が忙しくて会えない日も、毎日のように電話をして体調を気遣ってくれていました。
ですが、それでも私は毎日泣く日々でした。
彼に対しての不信感も消えず、自分の悲しみをぶつけることが多くなりました。
いま思えば、彼に対して「産ませてくれなかった怒り」もあったのだと思います。
自分自身、妊娠出産の覚悟もなかったくせに勝手ですが、子供を授かると母性本能というものは芽生えるのだなと実感しました。
中絶後3ヶ月で彼とは別れましたが、それでよかったと思います。
あのまま付き合っていても、私は彼を責めてしまっていました。
大好きなはずの人を苦しめるのは悲しいことですし、そんな関係になるなら別れるべきです。
中絶後、付き合いを続けるのは簡単なことではありません。
お互いのギャップを埋めないといけないし、自分では抑えれない感情に悩まされます。
一緒にいて幸せになれないなら、別れて新しい一歩を踏み出すのも大事です。
そうすることで、中絶の心の傷から立ち直るきっかけになることもあります。