はじめに
合わないピルは変えたほうがいい!【ピルを変える基準と注意点まとめ】
ピルの副作用はそのうち無くなるというけど、ずっと続いていてつらい…。
副作用がきつすぎて耐えられないから、副作用を軽くする方法が知りたい。
ピルが合わない場合はどうするのがベスト?
ほぼ確実に避妊できるので、中絶後ピルを服用している人も多いかと思います。
しかし、ピルを飲んでいてつらいのが副作用のきつさ。
合わないピルを飲み続けるのはしんどいですよね。
なので、合わないピルの見極め方とピルを変えるときの注意点をまとめました。
- ピルの副作用が続くなら合ってない
- 合わないピルは変えたほうがいい
- 自分に合うピルを見つけるのが大事
という順番でまとめています。
私は初期中絶後からずっとピルを飲み続けています。
ピル歴は3年ほどですが、最近は副作用とも上手く付き合えるようになりました。
「ピルを飲み始めたけど副作用がきつすぎて耐えれない…」という人は参考にしてみてください。
ピルの副作用が続くなら合ってない
ピルの副作用には個人差がありますが、普通はある程度たてば副作用が気にならなくなってきます。
ピルを飲み始めてしばらく経つのに副作用がまったく改善されない…というなら、それは自分の体に合ってないサインかもしれません。
副作用の重さや種類にも注目して、どんな症状がいちばんつらいか気にしてみてください。
副作用が強く出る期間
通常、ピルの副作用が強く出るのは飲み始めてから2シート目ぐらいまでです。
ピルに体が慣れるのに時間がかかるのか?
新しくピルを飲み始めたときは、1シート目はとくに副作用が強く出ることが多いです。
実際、私もピルの種類を変えたときはだいたい1シート目は副作用を感じます。
私は少しでも副作用が出たら、次に通院した際に産婦人科の先生に相談するようにしています。
ですが、先生には2~3シート目まで様子を見てみることを勧められます。
副作用が出てる身からしたら「しばらく様子見て」なんて言われても、「いやいや!つらいんだからどうにかしてよ!」って思いますよね。
ですが、そこでピルの種類を変えたところで、また1シート目は副作用が出ることが多いです。
2~3シート飲んで様子を見ないと意味がないんですよね。
私も先生に言われたときは疑心暗鬼でしたが、実際飲み続けていると3シートぐらいになると副作用はほぼ気にならなくなりました。
ただ例外として、まともに生活できないぐらいの副作用を感じる場合。
この場合は様子見せずに即病院に行って診察してもらったほうがいいです。
不安なら先生にその旨を伝えて、必要な検査をしてもらうこともできます。
合うピルの場合の副作用の変化
自分に合っているピルの場合、2シート目3シート目といくにつれて副作用がゆるやかになります。
1シート目で感じていた副作用も気にならなくなってくるので、自分でも実感しやすいかなと。
私の場合は、一番最近変えたピルでは1シート目で
- 下半身のむくみ
- 筋肉痛のような足の痛み
- 便秘
がありました。
ですが2シート目でだいぶ気にならなくなり、3シート目では副作用のことを忘れるぐらい楽になりました。
このように、合うピルの場合はシート数を重ねるにつれて体が楽になります。
シート数を重ねてもつらい状態が続く、副作用がきつくなる場合は、合わないピルと判断して変えることを検討するのをおすすめします。
合わないピルは変えたほうがいい
自分に合わないピルを続けるのは精神的にも肉体的にもしんどいので、我慢せず早めに変えたほうがいいです。
ピルを変えることでびっくりするぐらい副作用が軽減されることもあるので、我慢し続けるメリットのほうが少ないかなと。
ただ、2~3シート目までは様子見することを頭に入れておき、ピルを変えると最初は副作用があることを前提にしておいたほうがいいです。
病院に相談してピルを変える
いつもピルを処方してもらっている病院に行って、今飲んでいるピルがあ合わないということと、どんな副作用が出ているかを伝えましょう。
症状などから判断して、先生のほうから別のピルを提案してくれるのが一般的な流れです。
相談する際は、とくにどの副作用がつらいかなども詳細に話しておくのがおすすめです。
何種類か提案された場合は、それぞれのピルの特徴を聞いて、自分に合いそうなピルから試してみてください。
低用量ピルと中容量ピルどっちがいいか
ピルを選ぶとき、低用量か中容量かで悩む人も多いかと思います。
それぞれ副作用の出やすさが違いますが、それも一概にはいえません。
先生にも言われましたが、試してみないとわからないとのことでした。
ですが、一応先生に聞いたそれぞれの特徴をまとめます。
まず、不正出血しにくいのは中容量ピルです。
なぜかというと、ピルに含まれているホルモン量が多いからです。
逆にその他の一般的な副作用が出にくいのは低用量ピルです。
ホルモン量が少ないため、そのぶん症状も出にくいと説明されました。
一般的に、ホルモン量が少なくなるほど副作用は軽くなるが、生理前の不正出血は出やすくなるとのことです。
ちなみに、私は今は超低用量ピルのヤーズを服用しています。
「不正出血は出やすくなるかも」と先生に言われましたが、最初の1シート以降は不正出血していません。
不正出血に関しては心配でしたが、ホルモン量が少ないピルだからといって必ずしも不正出血するわけでないです。
個人的な考えでは、やはりできるだけホルモン量の少ないピルを服用するほうがいいと思っています。
先生にも、副作用を軽減したいならホルモン量を下げたほうがいいと言われました。
ちなみに、ヤーズに変える前の副作用(ラベルフィーユのとき)は
- 不正出血
- 太もものひどいむくみ(見た目でわかるぐらい)
- 太ももの冷え
- 気分のひどい落ち込み
でした。
これらが生理一週間前に毎回出るようになったので、変えることを決意しました。
とくにむくみは本当に異常なぐらいで、隙間が完全になくなるぐらいパンパンになっていました。
体重は減っているのに太ももだけ太った感じで、生理が終わると元通りに…明らかに異常だと感じたので相談しましたね。
ジェネリックのピルはよくない?
これは完全に私のケースなんですが、同じ種類のピルでもジェネリックだと副作用が強く出ていました。
トリキュラーから、ジェネリックのラベルフィーユに変えたら急に副作用が強く出るようになったんですよね。
中絶後すぐに処方されるピルがラベルフィーユで、そのときも副作用は気になっていました。
ですが、その後トリキュラーに変えたら安定していたので気にしていなかったんですよね。
しかし、産婦人科側がトリキュラーの取り扱いをやめることになって、またラベルフィーユにした途端に副作用が…という状態でした。
先生に相談しても「成分は同じ」「他の患者でそのようなケースは全くないから不思議」と言われて、まったく解決しませんでした。
なので、ヤーズに変えることになりました。
ヤーズにしてからとくに気になる副作用はないのでいいですが、これに関しては自分でも不思議です。
ちなみに、当時必死にネットで情報を漁っていたときに見つけたんですが、厳密にはジェネリックは添加物が違うらしいです。
だけど、添加物の違いでこんなに副作用に違いが出る?という疑問は残っています。
なんにせよ自分にラベルフィーユが合わないのはわかったのでいいですが、こういうケースもあるということをお伝えしておきます。
ピルを変えるときの注意点
ピルを変えるときの一番の注意点が、新しいピルに変えると血栓症や副作用のリスクがリセットされることです。
副作用はまだしも血栓症のリスクって…怖いですよね。
しかしこれには理由があって、通常は血栓症リスクが高いのはピルの飲み始めだからだと先生に言われました。
なので、新しいピルにするときは2~3シート目まで血栓症にはとくに気をつけている、と。
というと怖い気もしますが、ちゃんと診察を受ければまず問題はありません。
先生もそのあたりはしっかり気を配ってくれます。
私は何か問題がない限りは、かかりつけ産婦人科のオンライン診療を利用しています。
ピルを変えると体調の変化や不調、体に違和感はないかなど細かく聞かれます。
新しいピルを試すときはリスクもあるので、少しでも気になることがあれば相談したほうがいいです。
私は気になる症状があれば携帯のメモに入れておいて、診察の際にそれをすべて伝えています。
だいたいの不調はピルを変えてすぐの副作用なので、とくに心配はないんですが…もしものことがあったら大変なので、気になることはすべて先生に報告したほうがいいです。
自分に合うピルを見つけるのが大事
ピルとの相性は本当に人それぞれですし、時間がたてば変わることもあります。
今まで問題なかったピルが急に合わなくなることもあります。
このピルなら絶対に誰が飲んでも副作用が出ない、なんてものはありません。
なので、自分の体調をしっかりと気にしながら自分に合うピルを探していくしかないんです。
- どんな副作用が出たか
- ピルの何列目で症状が出たか
- 何日ぐらい副作用が続くか
など、細かく自分でメモしておくと、先生に相談するときにも役立ちます。
先生と相談しながら自分に合うピルを見つけ、そのピルも合わなくなれば変えて様子を見る。
これがピルと上手く付き合っていく上で大事なことです。