初期中絶 経験者

初期中絶経験者のブログ〜私の体験談と中絶してからの日々〜

妊娠初期中絶手術をして後悔している人へ【立ち直るための考え方】

読了までの目安時間:約 17分

 


初期中絶手術をしたことを後悔していて、毎日がつらい。

 

この感情から解放されるにはどうしたらいいのか。

 

立ち直るにはどうすればいいのか。

 

 

中絶手術を経験した女性の多くが、このような後悔をしています。

 

私も実際に初期中絶手術を経験して、すごく後悔しています。

 

 

約3年かけてやっと立ち直れてきたので、それまでの間にやってきたことをお伝えできればと思います。

 

 

中絶手術をして後悔している人の参考になれば幸いです。

 

 

初期中絶手術をして後悔している理由

初期中絶手術をして後悔している理由の中で、一般的なものを紹介します。

 

これらは、ネットでもよく出ている悩みだったりします。

 

 

    • 本当は産みたかったけど反対された
    • 自分の気持ちを押し殺してしまった
    • 罪悪感がこんなにあると思わなかった
    • どうやって乗り越えればいいかわからない
    • こんなにもつらいなんて思わなかった
    • 毎日1人で泣いてしまう、誰にも相談できない

 

初期中絶手術後、このような感情に悩まされる人はとても多いです。

 

私もそうでした。

まさに例にあげたようなことでずっと悩まされていました。

 

 

中絶をする前は、自分がこんなに罪悪感に悩まされるとは思ってなかったんですよね…不思議なことに。

 

 

 

というのも、私はもともと母性が薄く、子供が欲しいという願望もそこまで強くなかったから。

 

しかし、実際に初期中絶手術を経験して「こんなにつらくて罪悪感を感じるんだ」と痛感しています。

 

 

母性の薄い私でもそうなので、

    • 子供が好き
    • 早く結婚して子供を産みたい

と思っている女性の悲しみ、つらさはそれよりも大きいと思います。

 

 

 

どんな女性でも多かれ少なかれ、中絶手術をすると後悔するのでは?と思います。

 

それは女性の本能的な部分でもあるのかもしれません。

 

 

たとえ子供が欲しいと強くは思っていないとしても、やっぱり後悔はしてしまうものだと思います。

 

 

 

初期中絶手術後にした行動と結果

私が中絶手術後、精神的に不安定になったときにした行動と、その結果をまとめました。

 

それにより精神面がどうなったかもまとめているので、参考にしてみてください。

 

 

    • ひたすら泣く、とことん落ち込む
    • 友達や親に素直な気持ちを聞いてもらう
    • お酒をひたすら飲む
    • エコー写真を見返す
    • 中絶・妊娠に関するドラマ・本に触れる

 

一つずつ解説していきます。

 

 

・ひたすら泣く、とことん落ち込む

 

まずは、つらい感情を我慢せずひたすら泣いてみました。

 

自分の中でマイナスな感情が出てきたら、ひたすらそこにスポットをあてて落ち込んでみました。

🔽結果🔽

 

泣くことはある意味よかったです。

涙を流すことで少しスッキリするのか、泣いたあとは少しだけ気持ちが楽になりました。

 

科学的にも泣くことはいい作用があるみたいです。

 

 

とことん落ち込むのはあまりよくないです。

どんどん鬱になって、悪いことばかり考えてしまいます。

 

自分をコントロールできない人だと、自傷行為などしてもおかしくないぐらい精神的に削られました。

マイナスな感情をひたすら深堀りするのはおすすめしません。

 

 

 

 

 

・友達や親に素直な気持ちを聞いてもらう

 

私の場合は、親にも友達にも中絶のことを話していたので、話をすることができました。

 

ただ、今思うとあまり話すことではなかったなと思います。

 

話したことで楽になった感じもしませんでした。


🔽結果🔽

友達は優しい言葉をかけてくれますが、正直向こうからしたら絡みづらいですよね。

 

デリケートな問題ゆえに、腫れ物に触るような対応をさせてしまうことになります。

 

 

親に言うのは…私の場合は責められたので、あまりおすすめできません。

 

「自分が何をしたのかわかっているのか」

「一生そのことを背負って生きていけ」

 

正論なのですが…中絶直後にそのような言葉を言われるのはダメージが大きいです。

こちらもあまりおすすめできません。

 

 

 

 

 

・お酒をひたすら飲む

 

ちなみに中絶後の安静期間では飲んでません。

しばらくして、もう体が大丈夫になってからです。

 

もともとお酒が好きだったのもあり、中絶の後悔で気持ちが落ちているとき…かなり大量にお酒を飲みました。

 

量にすると500mlのビールを1日最低6本~。

10本飲んでいたときもありました。


🔽結果🔽

絶対にやめたほうがいいです。

本気でおすすめできません。

 

メンタルが落ちているときのお酒は逆効果です。

 

感情のコントロールができなくなって、突拍子もない行動をしてしまう危険性もあります。

絶対にやめてください。

 

    • 彼氏に鬱な長文LINEを何通も送る
    • 無性に不安になって死にたくなる
    • イライラして壁に穴をあける

 

実際にこんなことをしてしまいました。

 

精神的にまいっているときのお酒は本気でやばいです。

 

 

 

 

 

・エコー写真を見返す

 

私はまだエコー写真を処分していません。

 

中絶をした直後、何度か捨てようとしましたが…やはり捨てれませんでした。

 

 

罪悪感や後悔の気持ちが出てくるたびに、エコー写真を見返していました。

 

そのたびに、頑張らないとな…という気持ちになりました。

 

その気持ちは今でも変わってません。


🔽結果🔽

エコー写真を見返すと悲しい気持ちになります。

 

ですが同時に、自分のお腹の中に短い期間でも命が宿っていたことを改めて実感できます。

 

そう思うと、くよくよしている自分じゃダメだ!という考えになれました。

 

 

賛否両論あると思いますが、私は今でもエコー写真をお守りのように思っています。

 

つらいこと・くじけそうなことがあったときには見返して、自分を奮い立たせてます。

 

個人的には、エコー写真を見返すのは悪いことではないと思います。

 

 

 

 

 

・中絶・妊娠に関するドラマ・本に触れる

 

中絶手術の後悔で頭の中がいっぱいのとき、これを一番実践したかもしれません。

 

彼氏には「そんな内容のもの見るな、余計にへこむだろ」と言われました。

ですが、個人的にはこれは精神面でいい効果をもたらしたと思っています。

 

あえて中絶・妊娠というテーマに触れることで、考えに柔軟性が生まれました。


🔽結果🔽

精神面には効果あり。

もちろん内容的にはつらいので泣いてしまいます。

 

ですが、少しずつ前向きになれていく自分を感じれました。

 

 

ちなみに、
コウノドリ
透明なゆりかご
を漫画で読みました。

 

中絶手術をして精神面でダメージを受けている人には、ぜひ読んでもらいたい内容です。

 

ちなみにコウノドリはAmazonプライムでドラマ版も見ました。

こちらもよかったです。

 

 

 

初期中絶手術をした後悔は消えないかもしれません。

 

でも、少しずつでも前に進むことが大切です。

 

 

後悔は残っても、人は誰でも少しずつ前向きになれます。

 

今がすごくつらくてどうしようもなくても、だんだんと明るい自分を取り戻せます。

 

 

私自身、3年かけてですがだいぶ昔の自分のようになることができました。

 

中絶のことは今でも思い出すし、ふと脳裏によぎります…。

ですが、昔よりはるかに前向きに捉えられています。

 

 

ずっと暗いだけの毎日は続きません。

 

自分自身が「前向きになろう」という気持ちを持っていれば、少しずつでも現状はよくなっていきます。

 

 

 

初期中絶手術の後悔から立ち直るには

中絶手術で精神的なダメージを負ってしまった状態から立ち直るには、以下のことを頭に入れておいてください。

 

    • 自分を責めても事実は変わらない
    • 現実を受け止めた上で前を向こう
    • お腹の中にいた赤ちゃんに感謝を
    • 自分をいじめるんじゃなくて癒やす
    • 赤ちゃんのぶんまで強く生きよう

 

 

中絶してしまったことで罪悪感があるのは痛いほどわかります。

私もそうでした。

 

 

しかし、いくら自分を責めても中絶した事実は消えません。

 

自分を責めても今の状況はよくならないし、むしろ精神面では悪化する一方です。

 

 

大事なのは現実を受け止めた上で前を向くことです。

 

中絶した赤ちゃんは返ってきません。

でも、妊娠・中絶の経験はあなたの価値観を少なからず変えたはずです。

 

    • 妊娠したときの赤ちゃんに対する愛おしい気持ち
    • 中絶したときの罪悪感、悲しみ、喪失感

 

これらを感じたことで、あなたの中で命の重み・中絶を安易に考えてはいけないことがわかったと思います。

 

 

中絶をする前よりも、少しだけ考え方が変わったりもしたのではないでしょうか?

 

だったら、そのことを赤ちゃんに感謝するようにしましょう。

 

 

自分を責めていじめるんじゃなくて、癒やしてあげましょう。

 

中絶した事実は消えませんが、自分をそんなに責める必要はありません。

 

 

 

以前本で読んだのですが、赤ちゃんは自分で選んでお腹に宿るといいます。

 

中絶される赤ちゃんもまた同様のようです。

 

 

今回の中絶は、赤ちゃんがあなたに何らかの気付きを与えたくて、選んだものなのかもしれません。

 

自分のお腹に宿ってくれた赤ちゃんに感謝して、産めなかった赤ちゃんのぶんまで強く生きてください。

 

 

 

私自身、こう思えるようになって少しずつ中絶の後悔から立ち直れるようになりました。

 

もちろん後悔はずっとあります。

これは消えないと思います。

 

 

ですが、今は中絶をした当時のような死にたい気持ちは全くありません。

 

むしろ、赤ちゃんのぶんも頑張って生きたい・いろんなことに挑戦したいという、前向きな気持ちになれています。

 

 

 

中絶を後悔している女性が、1人でも多く立ち直れることを願っています。

 

 

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中絶手術後のメンタル

妊娠初期中絶手術で赤ちゃんは痛みを感じる?手術後はどうなる?

読了までの目安時間:約 9分

 

初期中絶手術をしようか悩んでいる人の中には、手術の際に赤ちゃんに痛みがあるのか気になる人もいると思います。

 

私も手術をする前にそのようなことを気にしていたので、今回はそのような疑問についてまとめてみました。

 

同じことを疑問に思っている人の参考になれば幸いです。

 

 

初期中絶手術のときの赤ちゃんの痛みについて

いろいろと調べた結果、初期中絶手術の段階ではまだ赤ちゃんに痛覚はないとのことです。

 

なので、お腹の中の赤ちゃんには痛みがないといわれています。

 

 

私自身、中絶をするか悩んでいるときに初期中絶についてたくさん調べました。

 

その中で中絶の際の赤ちゃんの痛みについて書かれている記事もありました。

 

痛みはない、とのことでしたが…初期中絶の場合、赤ちゃんは体をバラバラにされます。

 

「それって本当に痛くないの…?」と思いました。

 

 

痛覚はない、とはいわれていても実際の赤ちゃんのことって誰にもわからないですよね。

 

普通に考えたら生きているまま体をバラバラにされるなんて…痛いに決まってると思ってしまいます。

 

 

一般的には、初期中絶の段階ではお腹の中の赤ちゃんに痛みはないといわれています。

 

ただ、お腹の中の赤ちゃんは器具で体をバラバラにされます。

 

それは果たして本当に全く痛くないのでしょうか?

 

 

初期中絶手術を受ける張本人は全身麻酔で眠っているので、何もわからないうちに手術は終わっています。

 

それと同じように赤ちゃんも何もわからないまま、痛みを一切感じずに処理されるのでしょうか?

 

私は正直疑問に思ってしまいます。

 

 

初期中絶手術後、赤ちゃんはどうなるのか

初期中絶手術後、赤ちゃんは廃棄物として病院側で処理されます。

 

これに関してはこちらの記事で詳しく書いています。

妊娠初期中絶手術後、赤ちゃんは火葬される?【どう扱われるのか】

 

 

妊娠12週目から(中期中絶)は死産届を出さなくてはいけない決まりですが、11週目まではその必要がないんです。

もちろん火葬なども必要ありません。

 

 

日本の法律では初期中絶と中期中絶で赤ちゃんの扱いが大きく変わります。

 

これは法律で定められていることなので何もいえませんが…同じ命なのにかたやゴミとして扱われるなんて…と思ってしまいます。

 

 

 

私の場合、11週目の終わりに初期中絶をしたので余計にその思いが強いです。

 

あと1日遅ければ12週になっていたので、本当にギリギリの状態で初期中絶手術をしています。

 

本当に赤ちゃんに痛みはなかったのか?という思いはあります。

 

中期中絶とほぼ変わらないような状態の赤ちゃんを初期中絶でバラバラにしてしまった…ということも何度も考えました。

 

 

 

ただ、そうさせたのも自分の選択です。

 

そんなギリギリの状態まで答えを出せなかったのは自分にも責任があります。

 

なので、これに関しては受け止めるしかないと思っています。

 

 

そして、今このブログを読んでいるあなたが初期中絶しようかまだ悩んでいるなら、たくさん話し合ってください。

 

たくさん考えて話し合った末に中絶をするのなら、初期中絶手術ができるギリギリまで答えを先延ばしにすることはやめてほしいです。

 

 

これは赤ちゃんのためでもありますし、自分の体のためでもあります。

 

ギリギリの週数で初期中絶をするのは体へのリスクも大きくなります。

 

それに関してはこちらの記事を見てください。

初期中絶手術のリスクについて【中絶をして3年が経ちました】

 

 

 

初期中絶手術前にもう一度考えてみてほしいこと

いま初期中絶手術をするか悩んでいる人は、本当に中絶するべきかもう一度考えてみてください。

 

というのも、お腹の中の赤ちゃんの痛みを気にするのは愛情がある証拠だと思うんです。

 

自分のお腹の中の命に対して愛情があるからこそ、中絶することに申し訳ない気持ちもあるし赤ちゃんが痛くないかを気にするんではないでしょうか?

 

 

 

少なくとも私はそうでした。

 

もともと母性はあまりないほうでしたし、今まで子供が欲しいと強く思ったことはありませんでした。

 

でも妊娠してから自分のお腹の中の命を愛おしいと思ったし、産みたいと思いました。

 

 

しかし、現実的に考えておそらく中絶という決断をすることになるんだろうな…という予感も最初からしていました。

 

それは話し合っていた一ヶ月間の彼の言葉や態度から感じていたのですが、それでも毎日産みたいと言おうか葛藤していました。

 

出産に関してのことと中絶に関してのこと、両方の内容を毎日ネットで調べていました。

 

 

これはあくまで私の場合ですが、お腹の中の命に対して愛情があり産みたかったにも関わらず中絶をしてしまったことを本当に後悔しています。

 

中絶後、精神的に不安定になった期間もすごく長かったです。

 

 

 

だからこそ、中絶をするべきかもう一度考えてみてほしいです。

 

何度も考えてみて、話し合って、それでも中絶という決断をするのなら仕方ないと思います。

 

ただ、自分自身が納得できてない・気持ちを言えてないのに中絶してしまうというのは避けてほしいなと思います。

 

そう思うのは、私がその状態で中絶をして本当に後悔しているからです。

 

 

 

この内容は過去記事でもさんざん書いていますが、このブログを読んだ人には後悔するような選択をできるだけしないでほしいなと思うので、たびたびこの内容を書いています。

 

 

中絶を絶対にするな!というわけではないです。

 

やむを得ず中絶をしないといけない状況というのもあると思います。

 

ただ、自分が本当はどうしたいのか?赤ちゃんに対してどう思っているのか?

 

その気持ちと向き合って、話し合ってほしいなと思います。

 

 

後悔のない選択をしてほしいです。

 

 

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妊娠初期中絶手術

初期中絶手術のリスクについて【中絶をして3年が経ちました】

読了までの目安時間:約 12分

 

妊娠初期中絶手術をする上で、少なからずリスクがあります。

 

今回は一般的にいわれている手術のリスクについてまとめました。

 

 

また、実際に中絶を経験して手術だけでなく精神的な面でのリスクも感じたのでそちらについてもまとめています。

 

初期中絶手術をしようか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

 

 

妊娠初期中絶手術のリスク

妊娠初期中絶手術のリスクとしては妊娠しにくくなる・麻酔のトラブルなどが挙げられます。

 

実際に心配しているようなことが起こる可能性は少ないですが、できるだけリスクが少ない時期に手術を受けたほうがいいです。

 

 

初期中絶の場合、妊娠6~9週目が一番リスクが低いといわれています。

 

赤ちゃんが小さすぎても大きすぎても手術しにくくなるようです。

 

ちなみに10週をすぎるとリスクが高くなるので、初期中絶ができるギリギリの11週目まで待つことはおすすめできません。

 

 

ギリギリでの初期中絶手術は体への負担も大きくなるといわれています。

 

リスクを気にするなら、ギリギリでの初期中絶は本当にやめておいたほうがいいです。

 

 

初期中絶手術で失敗することはまれですが、妊娠しにくくなることがあるようです。

 

これに関しては医師の腕によると思うので…信頼できる病院を選ぶようにしてください。

 

手術を受ける病院について疑問や不安な点があれば納得いくまで質問・相談したほうがいいです。

 

個人的には「この病院大丈夫かな…」と少しでも不安を覚えるようだったら、他の病院にしたほうがいいと思います。

 

 

また、麻酔のトラブルもあるようですが…もともと麻酔が効きにくい人でなければあまり心配しなくて大丈夫です。

 

当たり前のことですが、手術前日にお酒を飲むなどはしないようにしましょう。

 

病院側から定められた食事時間もきちんと守ることが大切です。

 

普段服用している薬がある人は事前に相談しておくようにしましょう。

 

 

初期中絶手術にはリスクがあるとはいえ、手術を経験した感想としては基本的なことをきちんと守っていれば、そこまで心配しなくて大丈夫だと思います。

 

  • 中絶するなら妊娠6~9週目
  • 信頼できる病院を選ぶ
  • 手術前の食事など医師の指示はきちんと守る

 

これらがちゃんとできていれば、まず大丈夫です。

 

 

10週目以降だとそんなにやばい?

中絶手術を決断してからすぐに手術ができるものではないので、ギリギリでの初期中絶手術はおすすめできません。

 

中絶を決断→手術までに、手術含め3回は病院に行く必要があります。

 

また、病院によっては空き状況が…ということも考えられるので手術をするまでの期間には余裕をもっていたほうがいいです。

 

 

私の場合、妊娠11週目の終わりで初期中絶手術をしました。

本当にギリギリだったので以下の流れでした。

 

中絶を決断

病院を紹介される

2日後に診察

次の週の始めに病院で前処置

次の日に手術

 

中絶を決断してから産婦人科に行って、ちょうど一週間後に手術をしました。

 

決断したのが11週目の始めで、手術を受けたのが11週目終わりですね。

 

 

中絶を決断したからといって、即日or次の日に手術できるものではないので…本当にギリギリでの中絶はおすすめできません。

 

産婦人科の先生にも「もうギリギリだから急いで話を進めていきますね」と言われました。

しかし、急いで進めても1週間かかっています。

 

 

11週目終わりというと本当に初期中絶手術ができるギリギリなので、体への負担も大きくなります。

(12週目からは中期中絶になります)

 

もちろんリスクも上がるので、10週目以降での決断はおすすめできません。

 

6~9週目での初期中絶が一般的に勧められるのも納得…と思いました。

 

 

 

初期中絶手術の一番のリスクは精神面かもしれない

妊娠初期中絶手術の身体面でのリスクを説明しましたが、一番のリスクは精神面での変化かもしれません。

 

身体面でのリスクはきちんとした病院を選べばまず大丈夫ですが、精神的なダメージは自分が思っているより大きいし長引きます。

 

 

私の場合、手術を終えてすぐは不思議とすーっと気持ちが軽くなった感じだったんですが…日が経つにつれて罪悪感から精神的に不安定になっていきました。

 

 

毎日同じことばかり考えてしまい、

「なんで中絶してしまったんだろう」

「なんで彼に自分の意見を言えなかったんだろう…」

ということが頭の中でグルグル回っていました。

 

それが次第に、

「赤ちゃんももういないし死にたい…」

「なんで彼は産もうって言ってくれなかったんだろう…」

「なんでこんなギリギリで中絶しなきゃいけなかったんだろう…」

という考えになっていき、毎日泣いていました。

 

 

今考えてみれば、本当に自分勝手な考えなんですが…当時は毎日こんなことばかり思っては鬱になっていました。

 

 

・死にたい→自分で中絶しといて甘えたこと言うな

 

・なんで産もうって言ってくれなかった→自分から産みたいって一回も言ってないでしょ

 

・なんでこんなギリギリで中絶→自分の意見言わなかったからでは?

 

 

という、全部自分が気持ちを言わなかったことが原因じゃんって感じなんですが…。

 

こうなったのも自分の意見を言えずに中絶してしまったのが大きいと感じています。

 

 

たとえ自分の意見を全部伝えた上で中絶していたとしても罪悪感・後悔・悲しみは完全にはなくせないと思いますが、何も言わずに中絶したよりはマシだったんじゃないかな?と思います。

 

 

自分の意見を言えずに中絶してしまうと、そのぶん中絶後の精神的ダメージも大きくなってしまいます。

 

後悔のないように何度も話し合ってから中絶した人でも、多くの女性は中絶後に鬱っぽい状態になっています。

 

なので精神的なダメージは少なからずあるものと考えて、そのリスクを極力減らすためにも後悔のないようにきちんと何回も話し合ってほしいです。

 

つらいときは専門家に相談するのも有り

妊娠初期中絶手術後、精神的に不安定になって本当につらければ心療内科などに相談するのも有りだと思います。

 

中絶の心の痛みを誰かに話すことで、少しは楽になることもあります。

 

 

中絶したことで自分が受けた悲しみは、残念なことに彼氏に話しても理解できるものではありません。

 

やはり男性は自分の身に起きたことではないので、中絶に関して女性のような深い悲しみはないです。

 

これから前に進んでいこうという感じなので、ポジティブな言葉を投げ返されて逆に傷つくかもしれないです。

 

当時の私は「考えすぎだって!」「明るくいこう!」みたいに言われましたが…無神経と思ってしまいました。

 

 

 

それよりも専門家に相談して、ただ話を聞いてもらうほうが自分の心が楽になることが多いです。

 

当時の私は心療内科に行く気力すらなかったんですが…本当に毎日うつ状態で正常な思考ができないなら行くべきだと思います。

 

 

というのも、そういうときの悲しみって答えが欲しい・ポジティブを投げてほしいわけじゃないんですよね。

 

そうじゃなくて、悲しみに寄り添ってほしいと当時の私は思っていました。

 

 

ただ、それを彼氏に求めてしまったからダメだったわけです。

 

彼からすれば優しさでポジティブに言ってくれてたんだと思いますが、当時の私はそうとらえることができませんでした。

 

 

また、あまり自分の鬱な感情を話してしまうと、彼氏との関係性が悪くなってしまうこともあります。

 

そんなときに代わりに心療内科で自分の話を聞いてもらうのはいいことだと思います。

 

 

 

ひとつ、心療内科を利用する際の注意点としてはすぐに薬を処方しようとするところは気をつけたほうがいいです。

 

抗うつ薬を飲むと癖になってしまったり依存してしまったりで、気づいたら薬の量が増えてしまいがちです。

 

このあたりは心療内科によって方針が違うと思うので、あくまでもこちらが希望すれば薬を出すというスタンスのところを選んだほうがいいです。

 

 

鬱がひどすぎてどうにもならないときは心療内科も有りです。

 

心療内科っていうと行きづらいイメージがあるとは思いますが…行くことで心が楽になることもあるので一つの選択肢として考えておくといいです。

 

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妊娠初期中絶手術

初期中絶手術をするのが怖い…という人に読んでほしい記事

読了までの目安時間:約 10分

 

中絶手術をすることになったけど、怖いし不安で仕方ない。

 

手術って失敗しない?痛い?後遺症は?

中絶したら精神的に病むっていうけど大丈夫なの?

 

本当は手術したくない。

 

 

中絶手術を受ける前の私はこのように思っていました。

 

今回は、私と同じような不安を抱えていてる人向けの内容になっています。

 

中絶手術が怖くて仕方ない…という人の参考になれば幸いです。

 

 

初期中絶手術をする前に怖いと思ったこと

・手術手順

 

まず、初期中絶手術の手順を調べたら怖くて仕方なくなりました。

 

ネットでは大げさな表現や本当かわからないものも多かったから余計に不安をあおられた…というのもあります。

 

 

  • 前処置が痛すぎて失神した
  • 痛すぎて暴れて看護婦さんに押さえつけられた
  • 中絶手術中に麻酔が切れて目が覚めて激痛
  • 麻酔が効かなかった、そのまま手術された

 

 

毎日ネットで調べていたらこのような情報も出てきて、怖くて仕方なかったです。

 

実際はそこまでのことは起きず全然大丈夫でしたが、調べたときは本気で手術したくないと思いました。

 

 

中絶手術の手順を調べると不安だし怖いですが、実際はここまでの痛み・麻酔が切れることはありません。

 

同じような不安を抱いている人は安心してほしいです。

 

 

 

・手術後の後遺症、失敗

 

手術後に後遺症が残らないか、手術が失敗しないかという恐怖もありました。

 

ネットでも後遺症についてはたくさん記事があったし、初期中絶手術の同意書にも手術がもし失敗したときのことが書いてあったので、とにかく不安で仕方なかったです。

 

 

  • 後遺症として不妊症になる、感染症のリスク
  • 極稀に手術が失敗した場合、子宮に穴があくことがある

 

 

このような情報が入っていたのですごく怖かったです。

 

当時の感情としては後遺症よりも、もし失敗したらどうしよう…という怖さのほうが大きかった記憶があります。

 

 

実際は、ちゃんとした病院に行けばまず失敗することはないので安心してほしいです。

 

後遺症に関しては私の場合、脚の付け根に痛みが残りましたが、感染症などは大丈夫でした。

妊娠初期中絶手術で後遺症は残った?【身体面、メンタル面】

 

不妊に関しては、中絶後ずっとピルを飲んでいるので不明です。

 

 

術後の後遺症・手術の失敗を考えると怖くなると思いますが、ちゃんとした病院を選べばまず大丈夫なので信じましょう。

 

 

 

・中絶後の精神的なダメージ、気持ちの変化

 

中絶手術を経験するとうつ病になるという内容をたくさん見ていたので怖かったです。

 

中絶についていろんなサイトを調べたときに一番多く書かれているのがこの内容だったように思います。

 

 

中絶手術を経験すると、今までの自分とは変わってしまうのではないかと思っていました。

 

うつ病になる女性がとても多いこと、ほとんどの女性が中絶後に精神的な傷を心に負っているという内容をたくさん読みました。

 

 

実際に中絶後、今までの自分のようにはいられなくなったのは確かです。

 

毎日泣いてしまっていたし自分を責めていました。

 

大好きな彼に対しても不安や不信感を抱いてしまい、毎日怖くて不安でつらくて自分の心がぐちゃぐちゃでした。

 

 

精神的なダメージと気持ちの変化は、自分が予想していたより大きいものです。

 

人によって個人差はあると思いますが、これに関しては覚悟はしておいたほうがいいです。

 

不安も恐怖も受け止めるしかない

中絶手術を受ける前に怖いと感じるのはみんな同じ、しかし受け止めるしかないです。

 

怖いといくら思ったところで、中絶をするという決断をしたのなら進むしかないです。

 

 

私自身、妊娠してから中絶手術をする日まで毎日不安だったし怖かったです。

 

彼とは一ヶ月話し合いましたが、正直「中絶という選択をする確率のほうが高いんだろうな…」と思いながらの一ヶ月でした。

 

 

その間、ずっと中絶を決意することも手術も怖くてその日が来なければよかったと思っていました。

 

しかし当たり前ながら時間は止まらないので、そんなことを考えていてもタイムリミットはきてしまいます。

 

 

いくら怖いと思ってもその日はきます。

中絶すると決断したのならその恐怖も受け止めるしかないです。

 

そして、まだ中絶を悩んでいるなら、もう一度考えてみてほしいです。

 

 

本当に中絶することを受け入れれてますか?

中絶手術を受けることに本当に納得できているか、もう一度考えてみてほしいです。

 

手術に何の迷いもなければ、このブログにはたどり着いてないと思うので。

 

 

中絶手術が怖い、というのは「後悔するんじゃないか?」という怖さではないか。

 

手術自体が怖いというのはもちろんあると思いますが、精神的なものを気にする人は自分の中でも中絶に対して迷いがあり「中絶したことをあとになって後悔するんではないか」と思っているからではないでしょうか。

 

 

私はずっと迷っていたし、悩んでいたし、本当は産みたいと思いましたが一度も彼に言えないまま中絶をしました。

 

だから余計に中絶後精神的につらかったし、本当にうつ病みたいになってしまいました。

 

 

中絶が怖い、というのは後悔するかもという怖さじゃないか?

もう一度考えてみてほしいです。

 

 

自分の気持ちを全部彼に話してみて

今、自分が中絶に関して思っていること、赤ちゃんへの気持ち、本当はどうしたいか、すべてをちゃんと彼氏に話してみてほしいです。

 

言わなかった後悔はずっと消えないし、あとになっていくら後悔してもやり直しはできないから。

 

 

私は彼にちゃんと自分の気持ちを言えないまま中絶をしました。

 

その後悔は中絶後どんどん大きくなって、ずっと自分の中で引きずったままでした。

 

3年経ってようやくその後悔はほぼ消えてきましたが、この3年間はいつもそのことが頭の片隅にありました。

 

 

自分の気持ちを言えないまま中絶をするというのは本当によくないし、ずっと後悔が残ります。

 

 

彼に本音をすべて伝えるのは勇気がいることだけど、言わない後悔のほうがずっと大きいしつらいです。

 

だから後悔のないように、ちゃんと彼と向き合って話し合ってほしいなと思います。

 

 

中絶をすると、よくも悪くも自分の人生は変わります。

 

重要な決断だから、しっかり考えて後悔のないようにしてほしいです。

 

後悔しないように、自分の気持ちに素直になってほしいです。

 

 

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中絶手術後のメンタル

妊娠初期中絶手術後、赤ちゃんは火葬される?【どう扱われるのか】

読了までの目安時間:約 8分

 

今回は妊娠初期中絶を終えたあとの赤ちゃんがどうなるのかについてまとめてみました。

 

私自身、初期中絶をする前は赤ちゃんの処置について気になっていたのでいろいろ調べていました。

 

同じような人の参考になれば幸いです。

 

 

初期中絶手術では赤ちゃんは火葬されません

いきなり結論から書きますが、、妊娠初期中絶手術では赤ちゃんが火葬されることはないです。

 

なのでもちろんお墓などもないです。

 

中絶手術で火葬が適用されるのは妊娠12週目以降の中期中絶手術になります。

 

この段階から法的には死産になるので、役所に死産届を出し、埋葬・火葬することが義務づけられています。

 

 

では12週未満ではどうなるの?ということですが、初期中絶では手術後に廃棄物として病院のほうで処理されます。

 

中絶した赤ちゃんを見ることはもちろんないですし、赤ちゃんの処置についても病院からは何も言われませんでした。

 

まず、初期中絶手術で出てきた赤ちゃんは原型を留めていないことがほとんどのようです。

 

バラバラになって出てくるので…。

 

 

週数によって扱いが違うことについて

この事実を知ったときは12週未満と12週以降、初期中絶と中期中絶でこんなにも扱いが違うんだ…と衝撃を受けました。

 

言い方は悪いですが、法的には12週未満の赤ちゃんはゴミ扱いのようです。

 

手術後は病院側で管理されて業者にまとめて出されます。

 

 

こうやって書いていても、本当に廃棄物扱いだな…と胸が苦しくなります。

 

同じ命に変わりはないのに、なんでこんなに扱いが違うんだろう…と思うとやるせないです。

 

 

ですが、法律でこう定められているので仕方がないです。

 

 

 

私の場合は11週目の終わりという本当にギリギリの状態で初期中絶をしたので、余計に考えてしまいます。

 

そのぶん赤ちゃんも育っていたと思うし、この状態で初期中絶をするのは赤ちゃんに対してすごく残酷だったなと思います。

 

 

考えてみれば11週目の終わりと12週目の始めって何が違うの?って感じですよね。

 

おそらくほとんど何も変わらないと思います。

 

ほぼ胎児扱いになっていた赤ちゃんを、私は廃棄物として中絶したということです。

 

 

そんな段階まで悩むなら、それまでにちゃんと自分の気持ちを相手に言っておけよ、と今でも自分に対して思います。

 

このブログを読んでいる人には、本当に11週目ギリギリの状態での初期中絶はおすすめしません。

 

後悔ばかりが残るし罪悪感も大きくなります。

 

 

初期中絶できるギリギリまで悩むより、ちゃんと自分の気持ちを相手にしっかり伝えて、どうしたいかを話し合ってほしいです。

 

 

 

お腹の中の命をゴミとして処理した

お腹の中に赤ちゃんがいると、不思議と自分自身の考え方や意識が変わってきます。

 

私はもともと母性があまりないタイプで子供も好きではなかったですが、それでも自分のお腹の中に赤ちゃんがいるんだと思うと愛しいという気持ちになりました。

 

お酒も煙草も妊娠がわかったその日からやめれたし、自分のお腹の中にいる命に対してすごく暖かい感情が芽生えて幸せを感じたのを覚えてます。

 

 

そんな命をゴミ扱いされて捨てられるのはすごくつらかったです。

 

 

ですが、その選択をしたのは自分自身です。

 

彼が中絶しようと言ったから私は選択してない、なんてことはありません。

 

そこで彼に対して反論できなかった時点で、「同意するということを選択した」んです。

 

自分の選択で中絶をして、赤ちゃんを廃棄物として処理してもらったんです。

 

 

罪悪感があるなら考え直してみて

この記事を読んで、自分のお腹の中にいる赤ちゃんが廃棄物として捨てられるなんて嫌だ…と思うなら、もう一度考え直してみてください。

 

中絶をしようと思うのはなぜなのか?本当に中絶しなくてはいけないのか?

 

自分の本当の気持ちはどうなのか?産みたいと思ってるんじゃないのか?

 

しっかり考えてパートナーと話し合ってほしいです。

 

 

産めない理由が、

  • 経済的に厳しい
  • 母親になる自信がない
  • 彼が乗り気じゃない
  • まだ自由が欲しいし遊んでいたい

というようなものなら本当にその選択でいいのか考えてみてください。

 

それって何とかできないのか?改善策はないのか?

 

彼としっかり話し合えば、どうにかなる問題かもしれません。

 

 

中絶する赤ちゃんのことについて調べてこのブログにたどり着くということは、少なからず産みたいという気持ちがあるんじゃないかなと思います。

 

それなら後悔しないように、これ以上ないってぐらい話し合ってから中絶するか決断してほしいです。

 

 

私は自分の気持ちを言えないまま中絶をしてしまって、本当に後悔しています。

 

不安はあるけど産みたいから一緒に頑張ってほしい、と伝えれなかったことを今も悔やんでいます。

 

あのとき産んでたら今どうなってたんだろう…というのは未だにふとしたときに思います。

 

 

ベッドで横になっていて、未だに中絶手術を受けたときの状況が頭の中に思い浮かぶこともあります。

 

そのたびになんとも言えない気持ちになりますが…その選択をしたのは自分だと受け止めて毎日を過ごしています。

 

 

このブログにたどり着いてくださった方には同じような後悔をしてほしくないと思い、いつもブログを書いています。

 

やむを得ない事情で中絶をするのは仕方ないことですが、本当に後悔のないように何度も考えて話し合ってほしいです。

 

もやもやした気持ちのまま中絶をしてしまうと、後悔も罪悪感もずっと残ります。

 

 

 

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妊娠初期中絶手術

妊娠初期中絶手術で後遺症は残った?【身体面、メンタル面】

読了までの目安時間:約 8分

 

妊娠初期中絶手術をするにあたって不安だったのが術後の後遺症。

 

ネットで調べていると様々な情報が出てきて、調べれば調べるほどに不安になった記憶があります。

 

 

ですが、実際に自分が経験してみると思っていた後遺症とは違いました。

 

なので、今回は一般的に言われている後遺症と、実際に自分が実感した後遺症についてまとめてみました。

 

 

妊娠初期中絶手術で考えられる後遺症

ネットでよく書かれている初期中絶手術の後遺症といえば、不妊症になる可能性と生理不順の可能性です。

 

不妊症については手術が上手くいかなかった場合や何度も中絶手術を繰り返した場合になる可能性があるとのことで、ちゃんとした病院を選べば心配はいらないと思います。

 

 

生理不順は中絶後のホルモンバランスの乱れや精神的ストレスでなることがあるそうです。

 

私は中絶手術後からずっとピルを飲んでいるので、生理不順については不明です。

 

ですが、中絶後ストレスで生理不順になる女性はけっこういるようです。

あまり精神的にきつい場合は心療内科などで相談するのも手かな…と思います。

 

 

あと、一番言われているのがうつ病になる可能性があるということです。

 

これが一番多いんじゃないかな…と個人的には思います。

 

これは自分自身、かなり痛感しました。

 

もともと気分が落ち込みやすいタイプではあるんですが…今までの比じゃないぐらい自分の感情をコントロールできなくなりました。

 

 

実際に初期中絶手術後に感じた後遺症

実際、私が中絶手術を経験して驚いたのは不妊症や生理不順とは違う後遺症が出てきたことです。

 

それは右脚の付け根が痛むようになったことです。

 

これに関してはネットで調べてもあまり情報が出てこなかったんですが、自分なりに調べたところ中絶手術の際に脚を固定したことが原因のようです。

 

中絶手術は静脈麻酔で眠っている間に行うんですが、手術中に脚が閉じないように台の上で開いた状態で固定されます。

 

脚を固定→麻酔→手術の流れなんですが、このときに変な緊張感と恐怖が強くありました。

 

その緊張状態のまま麻酔が効いて固定されたことが原因?で、脚の付け根に痛みが残ったようです。

 

 

今ではほとんど痛まなくなりましたが、中絶手術をしてから1年ぐらいはけっこう頻繁に痛んでいました。

 

脚が痛むたびに中絶したときのことがフラッシュバックしたので、痛みよりそちらのほうがつらかったです。

 

 

脚の痛みについて産婦人科で相談しましたが、特に解決策はなく時間と共によくなるのを待つしかないようでした。

 

ストレッチや整体で少しずつよくなっていったかな、と感じています。

 

 

精神的に不安定になるのはどうしようもなかったです

他の後遺症といえば、やはり精神的なものが大きいです。

 

むしろ、中絶後の後遺症のほとんどがこれじゃないかなと思います。

 

 

いろんな情報をネットで見ていたので、鬱っぽくなるというのは覚悟していましたしできるだけそうならないように気をつけようと、強く思っていました。

 

ですが、実際に中絶手術を経験して、そんな甘いもんじゃないな…と痛感しました。

 

自分では前に進もうネガティブに考えないようにしようと毎日言い聞かせていても、ふとした瞬間に襲ってくる虚しさと悲しさはどうしようもありませんでした。

 

自分なんて死ねばいいのに、と何度も思っていたしそれと同じぐらい彼に対しての憎しみもありました。

 

彼のことは好きなのに、毎日瞬間的に憎んでしまうときがあって…自分で自分の感情がよくわからなくなっていました。

 

 

前を向かないといけないと思えば思うほど悪循環になっていた気がします。

 

これは実際に中絶手術を経験しないとわからないものじゃないかな、と感じます。

 

 

中絶手術の後遺症は精神的なものがほとんど

中絶手術の後遺症というと不妊症や生理不順がよく取り上げられますが…実際この2つよりも精神的なものがほとんどを占めると思います。

 

今までに感じたことのない気持ちになります。

 

上手く言い表せないですが…全てが空っぽになったような感覚になりました。

 

何をしても楽しくないし、ぼーっとしていても手術のことを思い出したり急に悲しくなって涙が止まらなくなったり。

 

自分で自分が制御できない感じに陥ってました。

 

 

私は大丈夫!と思っていても、中絶後はうつ病っぽくなってしまうと思います。

 

実際、中絶手術が原因で精神的に不安定になっている女性は多いようです。

 

私自身、とは言ってもそこまででしょ…と思っていましたが、中絶手術後は本当に毎日つらかったです。

 

 

しばらくは今までの自分と同じ精神状態ではいられません。

 

周りに迷惑をかけたり変な気をつかわせてしまうこともあります。

 

大好きな彼のことも信じられなくなってひどい言葉を言ってしまいます。

 

中絶手術の後悔はずっと消えないし、忘れることはできません。

 

新しい男性と付き合うときも後ろめたさや女性としての自信のなさはずっとつきまといます。

 

 

中絶手術を考えている女性は、このことを踏まえてもう一度考えてみてほしいです。

 

あとで後悔しても時間は戻らないし、赤ちゃんも返ってきません。

 

パートナーに対して自分の本音を全部言えてないなら、全て言って納得するまで話し合ったほうがいいです。

 

あとで話しても「あのとき言ってれば変わったかも?」という後悔がずっと残ります。

 

 

私は今はだいぶ前を向けるようになりましたが、それでも後悔が消えたかというと嘘になります。

 

この記事を読んでくださっている方には同じような後悔をしてほしくないです。

 

 

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中絶手術後の生活

妊娠初期中絶手術は痛い?痛くない?

読了までの目安時間:約 6分

 

また久しぶりの更新になりました。

ここ最近はだいぶ気持ちも落ち着いてきたので、また手術時の事などを振りかえっていこうと思います。
(相変わらず中絶した日が近づくと気分が落ち込むのは変わりませんが…)

 

 

妊娠初期中絶手術をする前に一番怖かったのが手術時の痛みです。

不安で何度もネットで調べていましたが、調べれば調べるほど不安になって…という感じでした。

 

ネットでは
・麻酔が効かなくて意識のあるまま手術された
・途中で麻酔が切れて激痛だった
なども書いてあったので、もし麻酔が効かなかったらどうしよう…という不安がすごく強かったです。

麻酔さえ効いていれば手術は一瞬で終わるので目が覚めたら終了していたんですが…当時すごく怖かった記憶があります。

 

今振りかえると、お腹の子供を中絶するという残酷な決断をしたのは自分なのに怖いとか不安とか自分の事ばかりで情けないし最低だな、と思います。

そこも当時の自分の未熟さだと思います。

 

 

中絶手術当日は、まず術後に休む部屋に連れて行かれ、貴重品などを鍵のかかるロッカーに預けてから手術の準備ができるのを待っていました。
このときに枕元に携帯を置いておいたのを覚えています。
手術後はしばらく動けないので、パートナーや家族にすぐ連絡したい場合は置いておくことをおすすめします。

 

 

準備ができて手術室に行くと台の上に上がり、両脚を開いた状態で固定されます。
このときの緊張感が本当にひどくて、すごく怖かったです。

 

看護婦さんが麻酔をしてくれて、声に出して10数えます。

ネットでは早い段階で麻酔が効いて落ちるという情報があったのですが、私の場合7までは意識がハッキリしていてとても焦りました。
これ本当に効くの?このまま麻酔効かないんじゃないか?と不安でいっぱいでした…。

 

ですが、8を数えようとしたときに急にガクッと落ちた感じになって、目が覚めたら手術は終わっていて休む部屋に連れて行かれているところでした。

中絶手術による痛みは全くなく、あっけなく終わったことに頭がついていかない状態でした。

 

中絶を決断するまでの1ヶ月間憂鬱だった気持ちが不思議と軽くなっていました。
毎日泣き続けたけど終わったんだ…という気持ちと、どこか他人事のようなふわっとした感覚で涙も出ない自分が不思議でした。

 

この時は中絶後の精神的な後遺症なんてないのかもな、と思っていましたが…それが始まるのはまた時間が経ってからでした。

 

 

妊娠初期中絶手術自体は全く痛くありません。

ですが、手術直後は子宮収縮剤による痛みがあります。
私の場合、この痛みがかなりつらくて看護婦さんに注射されたぐらいです。

これに関してはまた別の記事で書きます。

 

初期中絶手術の痛みは怯えるようなものではないですが、決断する前に本当によく考えてほしいです。

それは、何より自分の中に中絶をしたという事実・罪悪感・むなしさがずっと残り続けるからです。

 

中絶手術をして2年経ちましたが、今でも手術室の様子や手術前・手術後の様子、感覚は鮮明に覚えています。
ふとしたときに急に脳裏によぎって、重苦しい感覚になることもあります。

 

そのときのことを思い出すと、自分は幸せになってはいけない人間なのではないかと強く思ってしまいます。
だからって腐ってはいけない、となんとか奮い立たせて前を向くようにはしていますが…中絶をしたという事実は一生消えません。

 

 

人によって中絶をする理由は様々です。
どうしようもない事情で中絶する人もたくさんいると思います。

ですが、再度よく考えてみてほしいです。

 

本当に中絶しなくてはいけないのか?
もう他に道はないのか?
今自分が子供を産んだとしたらどうなるか?

 

しっかり考えて、それでも中絶という選択しかない場合は仕方ないのかもしれません。

 

ですが、私のように迷いを残したまま、パートナーに自分のの気持ちをちゃんと伝えきらずに決断しないようにしてほしいです。

 

手術自体は簡単に終わってしまいます。
ですが、後悔はずっと消えません。

 

中絶をする前にもっとちゃんと話していたら何か変わっていた?
なんで産みたいと言えなかったんだろう?

この気持ちは今もずっと消えません。

今更答えなんて出ないですが、ずっと考えています。

 

私のような中途半端な気持ちで中絶するようなことだけは絶対にしないでください。

 

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