初期中絶 経験者

初期中絶経験者のブログ〜私の体験談と中絶してからの日々〜

【経験談】妊娠初期中絶の痛みについてまとめました【正直痛い】

読了までの目安時間:約 9分

 

妊娠初期中絶手術を受ける前、手術時の痛みがどれほどのものなのかとても不安でした。

 

当時は中絶についてかなりたくさん調べました。

 

中絶手術の手順やリスク、実際の体験談など…調べれば調べるほどネガティブな情報が出てきて憂鬱になっていました。

 

特に手術の情報は読んでいるだけで気分が沈むような感じで…怖がらせることばかりあえて書いてるのかな?と思うぐらいでした。

 

 

ですが、正直ネットに書かれている情報ってちょっとオーバーなのかな、と感じました。

 

なので、今回は実際に自分が中絶手術を体験したときに感じた痛みを詳細にまとめてみました。

 

 

妊娠初期中絶の痛みのピークは2回ある

初期中絶手術を受けた際、これ本当に痛い!と思ったピークは、

 

  • 前処置の際のラミナリア
  • 手術後の子宮収縮剤

 

の2回ですね。

 

この2回以外は痛みは全くといっていいぐらいありません。

 

ネットでは手術時に麻酔が切れたとかいう体験談や手術が激痛とかいう体験談もありますが…麻酔が効いていれば寝ている間に全部終わっているので痛みはありません。

 

もちろん、ちゃんと麻酔が効くように前日の食事や水分補給などの指示はちゃんと守るのが大前提です。

 

間違っても、不安で仕方ないから前日寝る前にお酒飲もう!とかはやめてください。

 

麻酔が効かない可能性もあります。

 

 

ラミナリアの痛みについて

ラミナリアを入れた際の感想はこちらにまとめてあります。

妊娠初期中絶手術の前処置~ラミナリアの痛みはどれぐらい?~

 

ネットではラミナリアの痛みは相当やばい!激痛!みたいな感じで書かれていますが…普通に我慢できるぐらいのものなので安心してください。

 

叫ぶほど痛いとか思わず暴れてしまう痛さではないです。

 

 

ですが、痛みはあります。

 

上手く表現できないんですが、今まで感じたことのないタイプの痛みですね…ちょっと変な汗をかきそうになる感じです。

 

ですが、ラミナリアを全部入れてしまえば痛みは和らぎます。

 

入れたあとは鈍痛が軽くあるぐらいです。

 

 

手術後の子宮収縮剤の痛みについて

初期中絶手術自体の痛み・実際の感想についてはこちらにまとめてあります。

妊娠初期中絶手術は痛い?痛くない?

 

中絶手術が終わったら子宮をもとの状態に戻すために子宮収縮剤を投与するんですが…この痛みが相当ひどかったです。。

 

目が覚めたらもう子宮収縮剤を投与されていたようで、最初はぼーっとした感じでした。

 

そこからいきなり激しい腹痛が襲ってきて、痛い痛い痛い!って声に出るほどでした。。

 

 

たとえるなら食あたりのときのような腹痛のひどいバージョンで、無理!トイレ行きたい!って思う感じの痛みです。

 

ちょっと体を丸めてしまうような痛さで、しかも痛みの波が全然引かないという状態でしたね。。

 

痛すぎてナースコールを連打してしまうぐらいだったので…この痛みはなかなかひどいと思います。。

 

 

ですが、あまりにも痛みがひどいと看護婦さんが注射を打ってくれるのであまり不安にならなくても大丈夫です。

 

私の場合はリラックスできる注射しますねーと言われて、しばらくしたら眠くなって寝てました。

 

妊娠初期中絶手術後の痛みはそうでもない

初期中絶手術後の体の痛みは特にないかな、という感じです。

 

腰はちょっと痛くなりますが、生理のときの軽い痛みぐらいな感覚でそんなにつらくはありません。

 

中絶手術後の体の状態も特に問題なく、特に変な痛みはありません。

 

 

私の場合は後遺症として脚の付け根の痛みが残りましたが…これはあまり多くないケースだと思います。

 

そうならないための対策としては、中絶手術の麻酔の際に緊張してガチガチになりすぎないようにするしかないかな…という感じです。

 

ですが、この痛みも2~3年すればだいぶマシになるものなのでそこまで心配はいらないです。

 

また、生活に支障が出るほどの痛みでもありません。

 

 

 

妊娠初期中絶手術は痛いけど耐えれないほどではない

初期中絶手術で痛いポイントは2回ありますが、どちらも持続するものではなくそのときを乗り切れば大丈夫です。

 

手術後も特に問題はなく、運動などはできませんがすぐに普通の生活は送れます。

 

 

ですが、体の痛みより心の痛み・傷のほうが問題です。

 

中絶をしたことは一生忘れることはできないし、つらい気持ちもずっと残り続けます。

 

メンタルの状態は時間が少しずつ解決してくれますが…人によってはすごく時間がかかると思います。

 

私は中絶手術をしてから最初の一年間は本当にメンタルのひどい状態で、うつ病のような感じ・常に情緒不安定という感じでした。

 

 

手術が終わってしまえば体の痛みはなくなりますが、心の痛みは深く残ります。

 

中絶をすると自分の精神状態が悪い状態に変わるかもしれない、ということはちゃんと頭に入れておいてください。

 

実際、中絶後うつ病を発症する女性はとても多いようです。

 

 

不思議なことに今までの自分だったら平気だったことでも悲しくなったり不安になったり…すごく精神がもろくなってしまいます。

 

被害者意識を持ちやすくなってしまうんですかね、人との関係が上手く築けなくなっていました。

 

 

 

中絶手術をする前にしっかり考えてみてください。

 

産みたいけど自信がない…と思うならパートナーにその気持ちを伝えてちゃんと相談してみてください。

 

彼のことを考えておろそうと思っているけど本当は産みたいなら、その気持ちを正直に話してみたほうがいいです。

 

ちゃんと納得できるまで当人同士で話し合わないと、後悔はいつまでも残ってしまいます。

 

選ばなかった未来のことばかり想像してしまって、「あのとき気持ちを言えてたら産めてたかも」とずっと引きずってしまいます。

 

そうなってしまわないように、ちゃんと自分の気持ちに正直になってほしいです。

 

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妊娠初期中絶手術

妊娠初期中絶手術で後遺症は残った?【身体面、メンタル面】

読了までの目安時間:約 8分

 

妊娠初期中絶手術をするにあたって不安だったのが術後の後遺症。

 

ネットで調べていると様々な情報が出てきて、調べれば調べるほどに不安になった記憶があります。

 

 

ですが、実際に自分が経験してみると思っていた後遺症とは違いました。

 

なので、今回は一般的に言われている後遺症と、実際に自分が実感した後遺症についてまとめてみました。

 

 

妊娠初期中絶手術で考えられる後遺症

ネットでよく書かれている初期中絶手術の後遺症といえば、不妊症になる可能性と生理不順の可能性です。

 

不妊症については手術が上手くいかなかった場合や何度も中絶手術を繰り返した場合になる可能性があるとのことで、ちゃんとした病院を選べば心配はいらないと思います。

 

 

生理不順は中絶後のホルモンバランスの乱れや精神的ストレスでなることがあるそうです。

 

私は中絶手術後からずっとピルを飲んでいるので、生理不順については不明です。

 

ですが、中絶後ストレスで生理不順になる女性はけっこういるようです。

あまり精神的にきつい場合は心療内科などで相談するのも手かな…と思います。

 

 

あと、一番言われているのがうつ病になる可能性があるということです。

 

これが一番多いんじゃないかな…と個人的には思います。

 

これは自分自身、かなり痛感しました。

 

もともと気分が落ち込みやすいタイプではあるんですが…今までの比じゃないぐらい自分の感情をコントロールできなくなりました。

 

 

実際に初期中絶手術後に感じた後遺症

実際、私が中絶手術を経験して驚いたのは不妊症や生理不順とは違う後遺症が出てきたことです。

 

それは右脚の付け根が痛むようになったことです。

 

これに関してはネットで調べてもあまり情報が出てこなかったんですが、自分なりに調べたところ中絶手術の際に脚を固定したことが原因のようです。

 

中絶手術は静脈麻酔で眠っている間に行うんですが、手術中に脚が閉じないように台の上で開いた状態で固定されます。

 

脚を固定→麻酔→手術の流れなんですが、このときに変な緊張感と恐怖が強くありました。

 

その緊張状態のまま麻酔が効いて固定されたことが原因?で、脚の付け根に痛みが残ったようです。

 

 

今ではほとんど痛まなくなりましたが、中絶手術をしてから1年ぐらいはけっこう頻繁に痛んでいました。

 

脚が痛むたびに中絶したときのことがフラッシュバックしたので、痛みよりそちらのほうがつらかったです。

 

 

脚の痛みについて産婦人科で相談しましたが、特に解決策はなく時間と共によくなるのを待つしかないようでした。

 

ストレッチや整体で少しずつよくなっていったかな、と感じています。

 

 

精神的に不安定になるのはどうしようもなかったです

他の後遺症といえば、やはり精神的なものが大きいです。

 

むしろ、中絶後の後遺症のほとんどがこれじゃないかなと思います。

 

 

いろんな情報をネットで見ていたので、鬱っぽくなるというのは覚悟していましたしできるだけそうならないように気をつけようと、強く思っていました。

 

ですが、実際に中絶手術を経験して、そんな甘いもんじゃないな…と痛感しました。

 

自分では前に進もうネガティブに考えないようにしようと毎日言い聞かせていても、ふとした瞬間に襲ってくる虚しさと悲しさはどうしようもありませんでした。

 

自分なんて死ねばいいのに、と何度も思っていたしそれと同じぐらい彼に対しての憎しみもありました。

 

彼のことは好きなのに、毎日瞬間的に憎んでしまうときがあって…自分で自分の感情がよくわからなくなっていました。

 

 

前を向かないといけないと思えば思うほど悪循環になっていた気がします。

 

これは実際に中絶手術を経験しないとわからないものじゃないかな、と感じます。

 

 

中絶手術の後遺症は精神的なものがほとんど

中絶手術の後遺症というと不妊症や生理不順がよく取り上げられますが…実際この2つよりも精神的なものがほとんどを占めると思います。

 

今までに感じたことのない気持ちになります。

 

上手く言い表せないですが…全てが空っぽになったような感覚になりました。

 

何をしても楽しくないし、ぼーっとしていても手術のことを思い出したり急に悲しくなって涙が止まらなくなったり。

 

自分で自分が制御できない感じに陥ってました。

 

 

私は大丈夫!と思っていても、中絶後はうつ病っぽくなってしまうと思います。

 

実際、中絶手術が原因で精神的に不安定になっている女性は多いようです。

 

私自身、とは言ってもそこまででしょ…と思っていましたが、中絶手術後は本当に毎日つらかったです。

 

 

しばらくは今までの自分と同じ精神状態ではいられません。

 

周りに迷惑をかけたり変な気をつかわせてしまうこともあります。

 

大好きな彼のことも信じられなくなってひどい言葉を言ってしまいます。

 

中絶手術の後悔はずっと消えないし、忘れることはできません。

 

新しい男性と付き合うときも後ろめたさや女性としての自信のなさはずっとつきまといます。

 

 

中絶手術を考えている女性は、このことを踏まえてもう一度考えてみてほしいです。

 

あとで後悔しても時間は戻らないし、赤ちゃんも返ってきません。

 

パートナーに対して自分の本音を全部言えてないなら、全て言って納得するまで話し合ったほうがいいです。

 

あとで話しても「あのとき言ってれば変わったかも?」という後悔がずっと残ります。

 

 

私は今はだいぶ前を向けるようになりましたが、それでも後悔が消えたかというと嘘になります。

 

この記事を読んでくださっている方には同じような後悔をしてほしくないです。

 

 

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